彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? (講談社タイガ)
- 講談社 (2015年10月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062940030
感想・レビュー・書評
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海外に出ると、日本と日本人のことが見えてくる。宇宙を研究することは地球を知ること。AI
や高性能ロボットを開発することは、人間を探求すること。人間でなくではならないということはどういうことか?信じている人が、愛している人が、実は(天然の)人間ではなかったと知ったら?将来にはあるかもしれない。SF的で
面白がったが、けっこうリアリティーもあり、もやもやっと恐怖も感じました。2020.12.17詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ウグイとハギリの会話が面白くて良かった。また、ウォーカロンと呼ばれる生命体が出てくる未来を舞台とした世界観も興味をそそられる。
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初の森博嗣作品 シリーズ1作目とのことなのでまさにって感じの序章。ここから何作も読めるのが楽しみ
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人工細胞で作られた生命体ウォーカロン。
ハギリは何者かに命を狙われますが、心当たりはありません。
ウォーカロンと人間を識別できるという研究が襲撃理由ではないかとのことですが。
人間とは、命とは何か。
哲学的な話が随所にあります。
このシリーズも期待大です。 -
SF
人間と同じように生きる?ウォーカロン。
人が死ぬ時代は終わった。
人間とは何か。生きるとは何か。
それが個人の判断によるものならば
ウォーカロンもまた人間なのか、、、、?
だんだん面白くなってきた。
シリーズものなので続きが気になる。 -
人口の減少により、人工細胞で作られた、見ただけでは人間と見分けられない「ウォーカロン」と共存する200年後の世界。そのウォーカロンと人間を識別する技術を開発する学者ハギリが命を狙われた。そこに現れたウグイにより保護され、安全な研究室に匿われることとなる。外に出るたび襲撃されるハギリ。倫理的な問題もあり、哲学的な面もある内容。敵の正体もまだ不明。最後に名前だけ登場した「マガタ博士」の文字にゾクゾクした。この先、どの様にストーリーが展開されるのか楽しみ。
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極限まで人間に近しいものが作られるようになったとしたら
果たして「人間」「それ以外」の区別をどこで設けるのか?
そもそも、「人間として生きる」とは何か?
そんな疑問を投げかける一冊。 -
今シリーズはミステリーなし。
SFでした。
100年シリーズの後継とも言えるけど時代はもっと進んでいる。森作品の中でミチルとロイディのコンビはすごく好きだったので、彼らが過去のものになってしまったのことをちょっとさみしく感じます。
森博嗣の小説のなかで特に好きなのは100年シリーズとかスカイクロラ、ヴォイドシェイパ、主人公が何かに流されそうになりつつ(あるいは巻き込まれつつ)前を見て、進んでいく感じが好き。
今回の主人公はかなり受け身で今のところそこまで魅力は感じませんが、まだまだ序盤でなにかに巻き込まれ始めたばかりなのでこの先どうなるかは楽しみかな。もうちょっと1巻を長編にしてほしかったかも。