- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087200881
感想・レビュー・書評
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【2022年度「教職員から本学学生に推薦する図書」による紹介】
川村悟史さんの推薦図書です。
<推薦理由>
コンクリート工学を専門とする大学教員としての森と,授業を受けている学生との間の,質問と回答を延々並べたもの。
文化人っぽい気の利いた回答は一切無し,職業人としての森の一面がうかがえます。
森が勤務する(していた)工学部の授業風景や学生とのやりとりが生々しく描かれており興味深いと思います。
図書館の所蔵状況はこちらから確認できます!
https://mcatalog.lib.muroran-it.ac.jp/webopac/TW00367049詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
授業の最後に学生から質問を集め、次回の授業でその質問に自身が答えたプリントを配布するという森博嗣助教授の授業。質問の内容で評価が決まる。専門の建築から科学、雑学、人生相談まで多岐に渡る質問と回答から、ユニークなものを抜き出してまとめた1冊。
森博嗣さんの一刀両断な回答が小気味よい。「作家の収支」もそうだけれど、あけすけなところが支持されるのだろうと思う。本当に授業をしていることを知るにつれ、大学で授業をやって小説も書いているのは超人。
編集者のドヤ顔が浮かぶような「すべてがQ&Aになる」の帯がついていた。 -
自分も含め、理系ウザいと思った。
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いつも、私の発想を超えた本を紹介してくれる知人の紹介で読んでいる。著者の授業で、生徒から集めた質問に対して、著者の意見が書いてある、という形式だけれど、どちらも確かに奇想天外なので、タイトル、裏切りません。楽しく笑いたい時に手にします。それにしても、これに星5つ、マルカレードホテルに星4つって、お前は何者だ、と言いたい人、いっぱいいるだろう、と思いました。しかし、星5というのは、私の世界を超えている、という極々個人的な評価なので、ミステリーで星5は、物理的に無理かな、と思いました。(ってこれは、マスカレードホテルに書かないとね。)
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この本の価値は「前書き」に集約されている
前書きだけ読めば残りは読まなくてもいいくらいだった
前書きと本編を合わせて読むと、しっかり森先生は前書きの内容通りの行動をしていると感じられるのでその点を感じたければ本編を合わせて読むといいのかもしれない -
ちょっと距離を置いた感じの簡潔な応答がテンポ良くて読みやすかったです。考え方に一貫性があるので、もっと森先生ワールドを覗いてみたいと思いました。
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大学というシステムをさっぱりとビジネス的に捉えているところがユニークで面白かった。
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毎回の授業で募集した質問と、著者の回答をまとめたもの。
今より、切れ味が鋭いような、そうじゃないような。 -
再読。「なぜ〇〇は△△じゃないんですか?」という学生の質問に「なぜ△△でなくてはいけないの?」とか煙に巻いた返答をするところに、偏屈なオジサンやな…という感想を昔は抱いたものだが、授業と関係ないなめた質問されたらそう返したくもなるかもしれないな…
建築やコンクリートに関する質問には当然ながら丁寧に真摯に答えられていた…(比較的)
しかしいろんなジャンルの質問にパパっと答えられるあたりマジで頭良いんだナ…と感心した… あと森博嗣ってオカルトめっちゃ嫌いだな…?ってめっちゃ思った