- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087445565
感想・レビュー・書評
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泣ける。生きていてほしかった。矢田さんと幸せになってほしかった
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なんと優しい家族なんだろうね。
一生懸命、後悔なく生きて。
ありがとうをいっぱい残していった遼賀。
支えるお母さんも恭平も泉も、
おばあちゃんもみんな優しい。
読んでよかった。
妹を同じ病気で亡くしたばかりで
いろいろと思い出してしまったけれど
それでも。
妹にもたくさんありがとうを言いたい。 -
山に生える一本の木のような人生でも
誰かに感謝し
誰かに感謝される機会があったのなら。
山に生える一本の木は
確かにそこにあり
確かにその役目を果たしている。 -
2024.0201〜0203
後半、涙目になりながら、鼻を咬みながら読んだ。
父を思い出した。病院のベッドの上で、何を思い
、何を考えていたのか。話すこともできず、一日中、横たわっていたとき、後悔の念が強かったのか、それとも楽しい思い出に包まれていたのか。
遼賀のように、最期は、穏やかであったと思いたい。そして、私も、最期は感謝の気持ちで、生を閉じたい。
高那、いい奴だな。 -
生と死の対比が至る所に散りばめられていて、生をよりリアルに浮かび上がらせています。
自然の生の描写が巧みに配されているので、死がより際立っていますが、死に対する恐怖感は感じさせられませんでした。 -
ストーリーを知らずに、なんとなくブクログの評価が良かったので読み始めたら、とまらなくなり、一気読み。
第1章から5章まで、章ごとにメインが代わる。
そのおかげで、登場人物たちの心情が痛いほど伝わってくる。
遼賀(本来の主人公)の人柄がとてもとても響いてくる。
『新聞に載るほどの良いことも悪いこともせず、特に目立つこともなく生きて……。山に生える、一本の木のような人生だ。
でも、間違いなく自分は幸せだった。〜』(280頁)
この一文を読んで、何にも起こらない、ただ毎日、在宅で仕事をこなし、週末にはショッピングや、プールに行く。そんな自分の日常も、間違いなく幸せなのだと、改めて感じた。
やっぱりこの作家さん、好きだなー。。。
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私はこの方の作品が好きかもしれない。
心が温かくなり、今この瞬間を大切に生きようと思いました。平凡な人生がどれだけ素晴らしいか気づかせてくれる作品でした。 -
癌、闘病、余命と、これだけでグッとくる内容ですが、そこを超越した人の清らかさを感じます。
号泣をこらえながら…です。 -
久々にいい本に出会った。話もテンポもいい。辛いはずなのにほっこりする。系統同じだけど余命10年とはまた違う終わり方で良い