- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087445565
感想・レビュー・書評
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温かい気持ちと悲しさが混じった涙が出そうになる作品。
思わず家族や友人、周りの人たちへの感謝の気持ちが溢れます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公はどのように自分の人生の最期に向き合うのか。
意識してもなかなか辿り着けないような、心の広さや穏やかな温かさを、生まれながらにして体現してきた主人公が、若くして突然の病に日常生活を奪われていく中で、何を思い日々を過ごすのかが知りたくて、どんどん読み進めてしまいました。そして読み終えた後に辿り着いた答えが、人の真の強さとは強靭な優しさであるということでした。
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今日本屋さんで出会って、一気に読み終えた。
主人公の心の優しさと、真の強さに涙が出る。
主人公だけでなく、周りの家族やかつての同級生や、職場の後輩も。まるで皆彼に引き寄せられるよう。
病気を告知されて、受入れるまでの葛藤、治療そのものや死への恐怖について、余すことなく描かれた作品。
果たして自分や家族が同じ状況に置かれた時、私は主人公のように人生を生きられるだろうかと考えさせられた。 -
感動できる一冊
複数人の視点から主人公の闘病生活が進んでいく
妙に描写がリアルなところがあるなと思ったら筆者は看護師だった
ところどころでウルっと来て電車内で泣きそうになった
決して明るい話ではないけど、なんとなく心が温まる一冊でした -
丁度胃の不調や健康診断で胃カメラ検査した方が良いという時期だったので、あえて読んだ。
人生は時間が限られているから今を後悔ないように精一杯好きなことをし家族を大切にしようと思った。 -
うっかりバスの中で泣きそうになりました
闘病記でもない、でも、病気になった自分の話
死ぬときに私は何を思うんだろう
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爽やかな異母兄弟の絆と思いやりに癒されます
遼賀の柔らかな生き方に共感 -
第4章のおばあちゃんとのやりとりから泣いた。
目立たなくても 誠実で優しい人の所に人は集まる。
遼賀の人を思いやる優しさ、恭平の真っ直ぐな心の強さ、そして家族、遼賀を慕う人達の温かさで
病に侵される悲しいお話というより 人の強さ、温かさ、家族のあり方を考えさせられるお話だった。
人間いつ何が起こるかわからない。毎日を丁寧に生きたいと思った。 -
大好きな藤岡陽子さんの作品。今回も涙なしでは読めなかった。とても切なく、悲しい物語。生きるとは何か、多分この問いの答えはなかなか見つけられそうにないが、当たり前にあるこの日常がどれだけ幸せなことか。自分、家族が健康でいれるだけでどれだけ幸せなことか。病院で働いており、癌患者さんと接することが多い中、最近よくそういうことを思っていた。この作品を読んで、改めて日常がただあるだけで幸せなんだと感じた。
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遼賀を取り巻く人々は誠実に生きている。清く、正しく、美しく。心が清められます。感動しました。