水滸伝 7 烈火の章 (集英社文庫 き 3-50)

著者 : 北方謙三

• 集英社 (2007年4月20日発売)

感想・レビュー・書評

[jomonさんの感想 · 2012年7月13日]

いい男が格好良く死んでいくが、いい男が情けない理由で死んでいくのもたまらないけれど、「情けないほどどうでもいい」理由で死が訪れることもある。けれど、受け止める、たった一人の人にだけ、無上に大切な命になることもなるのだ。

いや、泣けました。

この巻、戦も圧巻、馬桂の死など要所要所の大きなできごとがあって、盛りだくさんですが、私はあそこが一番心に響きました。

[rukaさんの感想 · 2012年7月5日]

宋江脱出劇。いよいよ梁山泊に入山です。宋江脱出の対価として雷横が死に、阮小五も亡くなります。

そろそろ序盤も終了ですね。

[ゴルフ１３さんの感想 · 2012年6月24日]

北方謙三さんの記念公園に行ってきた。

[enya314さんの感想 · 2012年5月2日]

泣ける・・・！
死に様がかっこよすぎます。

[chifuyukさんの感想 · 2012年3月31日]

この巻の圧巻は宋江の脱出

読み応えのあるシーンでした

どんどん死んでいくなあ・・・

[ハインリッヒさんの感想 · 2012年3月20日]

｢立ち止まらずに、考えろ。闘いながら、考えろ。それで、見えてくるものがある。立ち止まっていれば、いまとおなじものしか見えん。そういうものだぞ｣

どこかのページにでていた一節。

これ30歳を超えたいまだから、すんなりと飲み込める言葉です。
色々と心配や不安に駆られた場合でも、立ち止まらずに進めば状況が変わってくる。どうしようかと思った場合、やってしまったほうがいいです。世の中、立ち止まってじっくり考えるほどのことは、ありません。

北方水滸伝としては、梁山泊側の人間である雷横が輝きを放ちます。

[kj_itoさんの感想 · 2012年2月16日]

官軍との戦いは総力戦に。梁山泊軍の勇士も次々と斃れていく。
その一方でまた新たな同志も現れ、梁山泊の陣容は多彩になっていく。
戦いを通じて壮江の器もさらに大きく成長していくように思える。
北方らしい、スピード感のある筆致で描かれる戦場の様子は胸がすく。

[herzenさんの感想 · 2012年2月5日]

2012/02/04完讀

青蓮寺自從加入聞煥章之後，採行許多的積極政策，包括囤田增加軍費，軍記嚴明等等。在他的策劃下，宋出動大軍在太原府山中包圍宋江一行人，但在武松、李逵、善於砌石的陶宗旺等人的協助，以及梁山泊及時趕到救援的情況下（聯絡網被青蓮寺破壞了→不過這裡又寫得有些沒說服力…但是上卷王定六那個部分我還蠻喜歡的），宋江得以脫困，但雷橫因此淒絕地戰死。

青蓮寺在了義山假借替天行道之名以官軍冒充盜賊，想破壞梁山泊的名聲。史進決定消滅了義山，但也知道必須因此要撤離少華山。在這場作戰裡，失去了阮小五（阮小五好像是被安排去那裡赴死一樣，很可惜）。

魯智深在雄州，遇見大刀關勝和他的友人留贊。這裡的發展也很值得注意。

時遷查出殺害楊志的兇手可能是馬桂，便去找馬桂報仇，但反而被殺掉。如此一來，可能沒有人知道真相？

青蓮寺採取莊軍的政策，祕密選在梁山泊、雙頭山、二龍山正中央的獨龍岡祝家莊、李家莊、扈家莊，想徹底和梁山泊一決勝負。梁山泊好不容易打探到這個情報，但情況已經一觸即發。

期待已久的一百零八星中少數的女性扈三娘登場了，真是令人期待。

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讀了這本書，我心想：這在所有不公義的社會，獨裁的社會，可能都是禁書。散見其中的句子，對義的執著，對權利的反抗，想把小小的反抗都匯流起來的決心等等，一字一句都是讓腐敗政權的禁句。不過也可以感受反動力量之大，很多用軍方力量強力控管國家的腐敗政權，那些軍人就像關勝一樣不想去想政治問題，但等於間接擁護腐敗的政權。裡面魯達提到雄州治安很好，反倒讓那些官員放心貪污，這點實在很值得注意。

我很喜歡看魯達的橋段，真希望他旅行部分的故事可以多一點。

[chaboze1192さんの感想 · 2012年2月5日]

ああ、どんどん人が死んでいく、、、
そろそろ梁山泊の反撃が見たい、、、

[みずしなまさとしさんの感想 · 2011年12月23日]

魯達と関勝が会うくだりが好きです。原典では序盤の話だった肉屋の鄭との事件がここで出てくるとはね。魏定国はちらっとでてきたけど「もう一人」はいつ出てくるんだっけ…？ダメだ覚えてない。ついでにこの巻の結末もすっかり忘れていてまさかあんな結末とは……

著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ（全五十一巻）で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成（下） 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」