水滸伝 10 濁流の章 (集英社文庫 き 3-53)

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  • 集英社
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感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461855

感想・レビュー・書評

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  • 呼延灼とその副将三人組の巻だったわけですが……一番好きなのは韓滔だのぅ。

  • とりあえず、半分読了。
    銀英伝との比較をしながら読んでしまうのは、大森望と北上次郎の対談をよんだのがきっかけだからかな。
    どうしようもなくおもしろいのは、前評判通り。見入ってしまうようなエンターテイメントでありながら、真ん中の筋を通したまま登場人物を使い捨ててないところは本当に大好きだ。

    あんまり泣けるシーンがないのはまだ世界に浸れてないからかな。銀英だと泣けたようなシーンが多かったからどうしても比較してしまう。唯一林冲を助けた後の安道全には泣けた。

    まだまだ半分。たのしみだ。

  • 人には闘うための理由がいるのだ。

  • 呼延灼戦は熱い!

  • 呼延灼vs梁山泊

    珍しく青蓮寺の出番はほとんどなし。
    韓滔が良い感じ。

  • 呼延灼率いる地方軍が梁山泊軍と激突。
    今までの官軍と違い、精鋭の軍が恐るべき戦術で襲いかかる。
    やはり派手な戦があると話が盛り上がるが、相変わらずあまりインパクトを残さないまま死んでいく人あり。
    それにしてもラストの呼延灼と史進らの会話は感慨深い。凡人ならこのような葛藤を乗り越えることは難しいだろう。
    今回は青蓮寺の出番が少なくてちょっと残念。

  • 呼延灼戦。
    韓韜やホウ紀、凌振もそれぞれ魅力ある人物。

    徐寧参加のエピソードは、かなり好き。

  • これまで随所に官軍の一英雄として語られてきた代州の不遇な将軍:呼延灼が、いよいよ本格的に登場。これまで、楊志、秦明、花栄、雷横など数多くの官軍の将が宋という国を見限り、梁山泊入りしてきた。本作品のような英雄列伝はこのように強い仲間が増えていくところに面白みがあるのだろう。かの「DRAGONBALL」でも、天津飯、ピッコロ、べジータなど前シリーズの強敵が次期シリーズの最大の仲間となる点が魅力の一つであった。
    呼延灼に関しては第一巻から名前だけ登場しており、北方氏は温めに温めたキャラクターだったのだろう。私を始め、読者は随分と焦らされたものだ。
    この呼延灼、北方氏にはかなり大切に扱われているようで、まずは官軍側に立ち、何と梁山泊軍を完膚なきまでに叩きのめしてしまう。しかも梁山泊側指揮官の晁蓋を間一髪のところまで追い詰めるのだ。梁山泊側にとっては初の大敗を喫するのだが、官軍の意思統一の乱れと梁山泊側の策略により官軍を脱し梁山泊入りすることとなる。席次は秦明の次であるから、久々の大物招聘である。
    次の官軍からの梁山泊入りは関勝あたりだろうか。作品はいよいよ中盤に入り、ますます面白くなっていく。青蓮寺側も官製叛徒を創作し、叛徒同士の抗争を調略している。これとの絡みも見逃せない。

  • 以前から名前だけは語られていた呼延灼が登場する。なかなか颯爽としていてよい。
    梁山泊にすかっと勝つし。実に派手な戦い方でいい。
    個人的にはむしろ大砲にとりつかれた男、凌振の方が気になった。
    マニアックで、性格悪そうで魅力がある。

    でも、最後は例によって例の通りで、うーんと思う。
    そろそろ人数が多くなりすぎてよくわからなくなって来つつもあるし。
    2008/8/29

  • こえんしゃく。セイレンジはしばしおやすみ。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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