- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087476200
感想・レビュー・書評
-
いろんな人が現れ、縺れ、傷ついて、縋りつく。
そんな印象。
なぜか、凜一シリーズの中で「彼等」だけが見つからず、「若葉のころ」を読んだ数年後にこれを読むことになります。
その間、正午に何があったのか気になって仕方がなかった。
正午のように奔放で自尊心が強いからこそ人を信じきって、傷つくんでしょう。
千迅さんが好きで、特に、凜一との「で、何番目だよ、」「……四番目、」というやり取りが、異常に好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登場人物たちの人間関係の築き方が、単純なわたしには不思議に映ったりもしましたが…美しく端正な空気とか、もどかしい感じとか、色々とたまらなかった。透明な思春期の少年たち、この現実にはいなさそうな、でも憧れずにはいられない夢のような少年を描くのが長野まゆみは本当に上手です。
ああ好きだなぁ…長野作品はやっぱり初期だと思う。 -
凛一、大人になったなあ…
正午への接し方が。 -
「本当は頸を絞めたいのかもね、」
千尋と凛一の電話の掛け合いが好きです。 -
凛一シリーズ第3弾。
東京で受験生としての日々を送る凛一と
京都の大学で活躍する氷川。
なかなか煮え切らない二人のターニングポイント!
凛一の従兄弟の正午の変化がメインっぽいけど
とにかく切ないです。このシリーズ。 -
「なにもいらない。
今、この時だけがあればいいーー。」 -
長野さんの作品で、初めて全編とおして読んだ作品。
『夏帽子』を中学の教科書で読んでからこの作品を読んだので、色々びっくり。 -
凛一シリーズ第三弾。
今までの2作よりも、凛一の恋心満載で切なさ一杯の作品です。今までの中で1番熱い気がします。
凛一の氷川に対する思いの激しさがバシバシ出てます。
でも、読み終わって残るのは、とても切ない気持ち。少年と言う、一時しかない時間の刹那さと言うのが、引き止められない時間の貴重さを体現している気がします。 -
20090530
-
再読するために購入。
文章の描写、色が素敵。