- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087715637
感想・レビュー・書評
-
魴鮄舎がなくなるかもしれない!
突如持ち上がった閉鎖問題に陽介と卓也は…。
かたや仙台の有名進学校で首席を争う、陽介。
かたや日本の高校バレーボール界の期待の星、卓也。
そんなたくましく成長しつつある二人が、
自分の生活もおぼつかなくなるほど動揺する。
彼らには恵子おばさんがいてくれる魴鮄舎が、
故郷であり心のよりどころだったんですよね。
”故郷”って生まれ育った所ばかりではないのだと思います。
つらいとき思い浮かべる顔。
ふと帰りたくなる場所。
まわりがすべて敵のように思える時も、
きっと守ってくれると信じられる場所。
彼らにとってのそんな大切な場所が守られて、本当に良かった。
いつも清々しい気持ちにさせてくれる作品です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おれのおばさんシリーズの第一部完結編。スポーツドラマの要素もあり楽しめた。ただ、毎回これまでのあらすじを読まされるのは、最初から読んでる読者としては正直まどろっこしい感じもある。結論としてはシリーズ全体を通して大変優れた青春小説だった。第二部があれば是非読みたい。
-
曲がったりゆがんだり逃げたりしないで、こんなふうに生きられたらいいのにな、と思う人たちが登場人物。
朝ドラになりそうな物語。 -
『おれのおばさん』シリーズの中で一番おもしろかった。陽介と卓也の成長が感じられて、この先もきっと自分の人生を切り開いていけるんだろうなという安心した気持ちになった。陽介の父親との今後の関係が気になる部分ではあるけれど。
自分の大切な故郷、ほうぼう舎が無くなってしまうかもしれないと聞いて、それぞれが知恵を出し、行動していく過程が良かった。卓也の高校生ならではのつまづきと回復力、吸収力の高さがまぶしく感じた。こういう仲間がいれば、この後の人生でも「あいつも頑張っているから」と心の中で支えあっていけると思う。 -
シリーズの一部完結編だとか?w
逆境で頑張る人には、ついつい泣けちゃうのよね~。
それに引き替え、おばさんは弱ってる感じ。やっぱ歳かな?
歳取って気弱になるのはわかるけど、おばさんがそれじゃあつまらんじゃーないの!
バレーの応援をしてる時はよかったけどさ~。もっとブレない感じで行って欲しいなぁ・・・子供たちの成長は際立ってるけど、おばさんファンとしてはちと残念よね。。。
結局、1作目の「おれのおばさん」が一番好き、てんじゃシリーズとしてダメなんじゃん?とか思ったりしてw -
完結編?まだ続く?いろいろあったけど、みんな成長したし、良かった。
まー第1作の「おれのおばさん」が一番よかったな。 -
第一部完結、ってことはまだまだ続くようです。陽介他、みんなの成長が楽しみ。