オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087754001

感想・レビュー・書評

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  • 淑子さんが亡くなられたところは思わず泣きそうになりました。
    続きも早く読みたいと思います

  • 相変わらず賑やかな堀田家。
    我南人の"Life goes on"、胸にしみました。

    別れもあれば、新しい家族も出来たりして。
    藤島さん、幸せになってほしいなあとしみじみ。

  • ★2014年11月11日読了『オブ・ラ・ディ・オブ・ラダ』小路幸也著 評価B+

    東京バンドワゴンシリーズ第6弾。

    老舗の東京下町の古本屋である東京バンドワゴンの当主堀田勘一は三代目。その息子でロックスターの我南人は、60歳を過ぎても日本音楽界の歩く殿堂。彼が見せる一見いい加減そうで、思いやりに満たされたさりげない行為が、不思議と周りの人たちを幸せにしていく。相変わらず、小気味よいテンポで次々と小さな事件が起こり、それを解決していく定番の展開。



    ご近所の小料理屋を営む料理人コウと真奈美に子供が授かる。しかし、一方で、堀田勘一の妹で、長年のアメリカ生活から帰国して、故国日本で余生を過ごしていた淑子は、とうとう病気が悪化し、死去する。

    古本屋に時々立ち寄り、縁浅からぬ女優折原美世は、その関連から古本屋の映画の主演女優として、東京バンドワゴンを舞台に撮影が始まろうとするが、ひょんなことから勘一がへそを曲げて、撮影は中止。京都の古本屋に舞台を移して撮影することになる。



    ある日、バンドワゴンの常連で、となりにマンションを建てて、部屋を貸してくれているIT企業の社長だった藤島を男女二人が追いかけ回しているらしいと話題になる。

    実は、昔、藤島の実姉と無理心中をしようとして、姉だけが死んでしまい、刑務所に入っていた男、高木とその死亡した姉の親友だった中澤さんだった。結局、藤島を含め、彼ら3人は、何年経っても藤島の姉の死で心が前向きになれず、とどまっている状態だった。そこで、堀田親子は一計を案じて、それぞれが、その姉の死に向き合う機会を作り、わだかまりを無くすことで、前向きに生きられるように皆を説得したのだった。



    またある日には、戦後関係のあった東北の介山の幸子さん(戦後、堀田サチを長年にわたって守り、アメリカに帰ったマリアの妹)が訪ねてきて、東北の鬼神といわれた介山陣一郎の残した古書を買い取って欲しいと頼む。その本の仕掛けに、皆は驚くが、古本としての価値は0に近くなってしまうが、その中に隠されていたものは、実はその道では高く評価される逸品だった。

  • 相変わらずの賑やかな食卓の堀田家(笑)
    勘一の味覚も相変わらず壊れているようです(笑)
    今回はシリーズ始まって以来のリアルタイムで死人がでましたね。
    でも、堀田家以外の所でカップルが出来たり妊娠がわかったりでなんとか明るい話題で終了。終わりよければすべて良しってことかな。

  • この本まちごうて別の本に感想かいてもうたので、もういい。未練がましくここに再度書いたりはしない。すまぬ。(これで「イイネ」とか「ナイス」とかレスがあると、うしっっしやねwww)

  • 朝起きて、ご飯を食べて、ちゃんと働いて、ゆっくり休む。私も皆と同じことを繰り返してきただけ、と語る仏壇のサチさん。それでいいんだ、と思える優しい言葉に穏やかな気持ちになりました。

  • 2014.3.1読了
    なんかどんどんLOVEが深まってく感じがする。それぞれのキャラに愛着がわくし、月日を感じる。勘一が少しずつ衰えてる感じがしちゃうけど、家族だなぁ。LOVEだねぇ。
    人は動物である。動くから、動物なのであって止まってては行けない。動くから、傷が癒えるのである。
    なるほど。その通りだ。

  • 相変わらずの 登場人物の多さ。。。f^_^;

    確実に 子供らは 大きくなり、
    成長しています。

    状況も かなり 変化に富み。。。

    これからも 目が離せません!

  • 癖になります

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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