- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088707693
作品紹介・あらすじ
殺せんせー暗殺を確実なものとするため、防衛省はE組に新しい教師を派遣した。彼は烏間に代わり生徒の訓練担当になるが、常軌を逸した教育方針で!?
感想・レビュー・書評
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読了
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球技大会での野球対決も後半戦!生徒だけではなく、殺せんせーと浅野理事長の指導者対決へ。教育の名手ながら真逆を行く二人。最後は作戦と殺る気の差が出たね。本来の野球ではないからこその大胆な駆け引きが面白かった。杉野が進藤の実力を認めつつ、自分たちの結果を見てほしかったと伝えたシーンは爽やかで素敵だったね。
そして今巻の見どころは何と言っても、渚の才能の開花!防衛省から派遣された新しい体育教師・鷹岡。生徒たちを暴力の恐怖で支配しようとする鷹岡。ここまでぶっ飛んでなくても、親や家族を名目に権力を振るうってことは現実でもあることなんだよね。親子関係に上下関係を持ち込むと、多かれ少なかれ支配構造になる。そこで生まれるのは従順な子であり、親が子を搾取する利益構造。尊敬なんて生まれるはずがないんだよね。
「地球を救う暗殺任務を依頼した側として…俺は君達とはプロ同士だと思っている プロとして君達に払うべき最低限の報酬は当たり前の中学生活を保障する事だと思っている」
あくまで対等な関係として生徒に臨んだ烏間の言葉がよかった。そして、それに応えた渚。暗殺の才能という普通の教室なら見過ごされる能力の開花。『ザ・ファブル』で登場する最強の殺し屋・アキラも弱く見せることに秀でていたなと思い出した。力を誇示するのではなく、隠せる力。その能力が暗殺や彼の将来にどんなものをもたらすのだろうか。 -
松井優征『暗殺教室』はシュールなギャグ漫画でありながら、考えさせられる教育論を含む作品である。『暗殺教室 5』の見所は「訓練の時間」など新任の体育教官のエピソードである。この新任教官はブラック企業的体質の人物であり、人間を使い捨てにするブラック企業の論理が丸出しである。
ブラック企業やブラック士業は社会問題になっている。東急ハンズではパワハラやサービス残業強要で過労死が出た(林田力『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』「東急ハンズ過労死と東急不動産だまし売り裁判」)。その中で実にタイムリーな話題である。『暗殺教室』は冒頭でイジメを扱った。北本イジメ裁判などイジメは大きな問題である(林田力「北本イジメ自殺裁判と最高裁裏金裁判」真相ジャパン第123号)。
『暗殺教室 2』から『暗殺教室 3』に続く修学旅行編ではヤンキーを最低な人間として描いた。関東連合OBの犯罪などヤンキーの反社会性は大きくクローズアップされている(林田力「市川海老蔵暴行事件は反社会的勢力との戦い(下)」PJニュース2010年12月17日)。『暗殺教室』は実に深く社会問題をえぐっている。
本題に戻ると、新任の教官には一見すると好感の持てるところもある。しかし、それは1つのアメと9のムチというアメとムチ政策に過ぎない。アメも生徒を支配する道具に過ぎない。それ故にブラック企業的人物は全否定しなければならない。日本社会にはブラック企業の経営者の前向きな精神論を好意的に捉える後進的なところがあるが、いいことも言っていると一部を評価することも誤りである。
結末も悪人が追放されるという真の意味で教育的な内容である。悪人が改心して和解するという、終わりよければ全てよし的なナイーブなご都合主義に陥っていない。ブラック企業的人間は正気を逸している。何をしでかすか常識では測れない存在である。ブラック企業は社会から追放することで平和が保たれる。 -
月が爆発し、7割方消失した犯人を自称する椚ヶ丘中学校3年E組の「殺せんせー」。落ちこぼれクラスとされるE組の担任として見かけによらず教師の鏡とも取れる行動をするこの謎の生き物を生徒たちは暗殺できるのだろうか。
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どんどん面白くなるなぁ!
マイオアシス的な存在、渚くんのまさかの才能。
ますます好きになりましたよ~彼の将来はどうなるんだろう?
ビッチ先生のアートは笑えるし、烏間先生の教育にはホロリとくるし。
シリアスとギャグの絶妙なバランスが素晴らしいです。
作者さんの表紙に対する力の入れように感服しました(笑) -
4巻はビッチ先生、5巻は烏丸先生か。
生徒の話とか、理事長とのバトルとか、渚きゅんの覚醒とか、殺せんせいの謎とか、ほんとバランスいいよな。
話の構成とか、扉絵のセンスとか、オマケページのギャグとか、ほんと大好き。漫画買う意味があるわ。 -
6:20:55.84
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殺せんせーの作戦で、E組が野球部に勝ち、菅谷がメヘンディアートをし、鷹岡が登場して、渚に暗殺されかけ、クビになり、夏のプールが始まった話。