左京区七夕通東入ル

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 800
感想 : 178
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862523

感想・レビュー・書評

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  • 世の中なかなかうまくいかないもの。
    でもだからこそ楽しいのかも。

  • 初めて読む作家さん。文系女子大生が、理数系の男子に恋をする、ほわんとした話。
    恋愛要素よりは、学生の青春要素が多かった。
    龍彦の友人、ヤマネくんやアンドウくん。花の友人、アリサや修治。
    親しい友人たちとのタコパ、花火、学祭、旅行。楽しいイベントが盛りだくさん。
    優しい雰囲気でいいとは思うけれど、少しパンチが足りないような気もした。
    でも、姉妹作も読んでみたいな。

  • 読了

  • 「左京区恋月橋渡ル」の姉妹編。
    時系列的には、本作の方が先。(発刊も、先)

    「恋月橋渡ル」で、草食系理系男子の山根くんの初恋を
    あれやこれやと応援してくれた花ちゃんが、主人公。

    「恋月橋渡ル」を読んでいると、
    花ちゃんのことが、すごく気になってくるんですが…、
    花ちゃんとたっくん(龍彦)の出会い(七夕)から、
    恋人になって、大学を卒業するまでの9ヶ月間のお話。

    時系列で読みたぃ方には、本作の方が先だけど、
    ボク的には、「恋月橋渡ル」で気になった女の子の
    お話を読んでみたぃな~って気分で読んだので、
    時系列とは反対の順番で読んでも、よかったと思います。

    内容は、肉食系女子の草食系男子狩り?って感じで
    お話はスタートしますが、ほわほわじれじれな展開で、
    いやはやどぅして、とてもピュアでキュートなお話でした。
    2冊セットでお奨めですね。

  • 京都のとある大学へ通っている
    文系の花ちゃんと理系のたっくんが
    ある日出会って仲良くなっていく。

    花ちゃんの友達アリサや修二、剛くん
    たっくんの友達アンドウくんやヤマネくん
    花ちゃんのバイト先の陽子さんや
    たっくんの先輩の美園さん

    素敵な人々に囲まれ、
    花ちゃんとたっくんの恋は
    これからどうなっていくのか。

    ところどころで出てくる
    スイーツも気になる感じな

    ほっこりした恋愛ストーリー。

  • 京区恋月橋渡ルから読み始めたので、あ~んの連続。
    なかなか乙女チックな作品で、勉強もおしゃれもがんばっていますね。
    ただちょっと一般の大学生とはかけ離れてるんじゃないかな。
    確かに研究肌の学生はこんな方いっぱいいますが、そんな方に巡り会うのはふつ~じゃないってな気がしました。
    京都の某大学だからなのかなと思いました。

  • 京都の大学生の恋物語。
    聞きなれた地名や、京都の大学生がしがちなこと等々、
    「あーわかるわかる」と思いながら
    読みました。

  • 女子力の高い主人公。

    七月七日の朝にブルーベリーを服にこぼしたことが運命の始まり…ロマンチック序章。

    恋に揺れたりお洒落したり素敵なお店見つけたり、だれもが夢見る素敵なキャンパスライフ。鴨川デルタとか京都の趣きある街で大学生活送れたら…。森見作品でも魅力を解き放つ京都大やっぱりいいなあ…。

  • 京都市左京区は大学キャンパスが集まる学生街。その中でも大きなスペースを占めるのが、地元の象徴ともいえる総合大学・京大。

    外部の人には容易にうかがい知れないその京大の学生たちの一風変わった、理系男子と文系女子の恋愛物語が取り上げられている。

    ファッション好きの文系女子大生と数学に没頭する理系オタク・カップルの卒業までのぎこちない距離の縮め方が読みどころ。

    随所に京都らしい風景と、お店の描写が書き込まれ、かつて京都で学生時代を過ごした人には懐かしく、一度も訪れたことのない人も想像力を刺激されながらの青春絵巻が展開される。

    シリーズ作品の次作「左京区恋月橋渡ル」で堂々主人公として登場する、たっくんの寮仲間・ヤマネ君やアンドウ君も脇役として登場し、お話を盛り上げる。

    破天荒な京都・学生ストーリーを期待すると少しがっかり、女性視点での京都青春ラブストーリーとして捉えるほうが無難かも。面白さの度合いでは次のシリーズ作品「左京区恋月橋渡ル」に譲る。

  • 月が60°くらい傾く間に読了。
    京都という土地で、まんまるお月様の下で読みました。まさにほんわか。乙女度急上昇間違いなし。ただ、たっくんの数学に対する狂気を孕んだ熱意であったり、花ちゃんの人となりの描写が何だか物足りない気がしてしまうのは年を重ねたからなのかしら。ほっこりする恋愛小説であることには違いないので、大学一回生の妹に勧めたい。学生のうちに自分の糧になるような素敵な恋をしましょう!

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著者プロフィール

1981年、兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年、『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、デビュー。
著書に『ふたり姉妹』(祥伝社文庫)のほか、『ありえないほどうるさいオルゴール店』『女神のサラダ』『もどかしいほど静かなオルゴール店』『博士の長靴』『ひこぼしをみあげて』など多数。

「2023年 『あなたのご希望の条件は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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