鳩の撃退法 (上) (小学館文庫 さ 4-11)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 2429
感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094064865

感想・レビュー・書評

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  • いや面白いんだけど,まどろっこしいというか何というか.会話は横道にそれるし,話は素直に進まないし,実は関連しているし.
    だけどまとめると結局,面白いかな.

  • 眠る前の読書は電子ブックでするのだが、「いわゆる虚構」と現実と称する「虚構」とがいきつ戻りつしながら進行していき、眠くなって途絶え、翌日になってまた読み出すと言うのを繰り返すうちに、どちらが「いわゆる虚構」で、どちらが「虚構」なのかわからなくなる。文体には好き嫌いがあるが、最初、面白いと思いつつ、上巻の三分の二近くまで来るとかなり退屈してきて、ようやく物語りが動き出すのが、上巻の終盤のセックスシーン。寝る前の電子ブックのせいか、私の読解力のせいか、面白くなりきらないところがこの作品の妙味なのかすらわからぬまま、物語が終盤を迎えてしまい、判断に難しい小説でした。

  • 映画を観た感想

    主人公が視聴者に語りかけるような新しい切り口な作品

    人は知らず知らずのうちに、自分を取り巻く環境でいろいろなことが起きていてそこに関わっているのだ、ということを伝えたかった作品なのかなぁ、と思った

    事実に基づいたフィクションだとは言え、結末は観た、読んだ人に委ねられる作品

  • 何とも形容しがたい、頭の疲れるお話だったな。
    最初はほんと、何が起こるのかについてドキドキ待ちつつ、そのお腹の赤ちゃんが自分の子であることはあり得ないって辺りは、そらもうワクワクしたのですが

  • 「ほえ」がいい。

  • しかし、まわりくどいなぁ!おい!
    下巻までたどりつけるか!?
    くせが強いんじゃ!
    たどり着けず…

  • 読みにくい!(笑)

    話は前後するし
    視点は変わるし
    筆者の思考がああじゃないのこうじゃないの
    理屈っぽいし

    途中で
    もっとわかりやすく書けないのかー!
    っと暴れたくなった(笑)

    が、終盤になって
    おお〜っ!そう繋がるのかー
    やっとすじが見えてきた
    そうなると俄然下巻を読む気が湧いてきた

  • とりま上巻読了

  • まどろっこしい。
    主人公の津田がどうしようもない男で読んでいてイライラする。
    なにが面白いのかさっぱりわからない。

  • うん面白い。物語的にどうかはまだ半分読んだだけで評価はできぬが、小説としての技法・手法が面白くて素晴らしく、いやこれルール違反じゃない?って感じでとても楽しめる。と言うか、では何が真実で何が創作なのか?などとそもそもこれは小説なんだがな、と言った気持ちで読んでいる。とてもメタな小説で面白い。映画を観てから読んでるので、いかに映画が舌足らずであるかがよくわかる。ここ省略しちゃダメじゃん?って箇所が多すぎるのでやはり映画化は愚策。下巻にも期待。

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著者プロフィール

1955年長崎県佐世保市生まれ。『永遠の1/2』ですばる文学賞、『鳩の撃退法』で山田風太郎賞受賞。おもな著作に『リボルバー』『Y』『ジャンプ』など。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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