いま、会いにゆきます (小学館文庫 い 6-2)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094082173

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  • 「澪」
    たっくんがそうやって愛しく呼ぶたびに、こんなに優しい奇跡ってないんじゃないかなって思う。8年後にワープして、帰ってきて全てを知る気持ちは、痛くて切なくて、でも、温かかったんだと思う。
    だから、彼との人生を決めた。
    個人的にはたっくんの面白い持病も、祐司の「そうなの?」ってゆう変な条件反射も好きです。そして何より、結婚後も恋をしているような二人が好き。
    たっくんは、澪から香るあの親密な言葉のような匂いを、澪に話していなかった。それなのに、澪は最期に彼らに匂いを残した。
    これだけは、未来のこともたっくんのことも知らない、澪がたっくんに向けた真摯な愛だったんじゃないかなと思います。

  • 病死した奥さんがいきなり帰ってきて、最初はびっくりした僕と息子が、喜び、ちょっとだけレベルアップする話。終わりのわかっている再開は喜びが大きい分だけ、別れが悲しくなるのがわかっているので、とてもせつない。なんか、この人の話は、みんなよく似ているなあ。

  • 素朴な幸せを感じた。
    幸せってこういうことなんだ。

  • 旦那のチョイスで…
    本を読む楽しさを知って欲しいという願いをこめて…
    高校に合格した姪の入学祝いに。

  • 邦画で初めて涙した映画。

    原作は読んだことがなかったが映画ではカットされている
    場面もありやはりよかった!

    祐司の台詞や、子供ながらに父親である巧への気遣い、そして
    澪への思い・・・全てにおいて泣かされました。

    この本は電車の中では読まないことをお勧めします。

    久しぶりにDVD借りようと思いました。

  • 哀しいけど哀しくないファンタジー小説。さらっと読める。題名の意味がわかるラストはなかなか。

  • 映画を先に見たのですが、
    ノンブル先生と犬のプー。#5の扉。たっくんの病気のこと。
    文章だからもっと細かく伝わってくるし、読むスピードで
    つながりを理解できるのだなぁ思いました。
    泣く。泣かせるために書かれた本です(笑)
    家族が亡くなる経験をもっている人には
    ちょっと辛い本かもしれない。
    離別が明らかでも愛する。好きになる。
    そんな勇気がほしいと思う。

  • 久しぶりに読んでみると愛情に満ちた話だった。文体や表現はやはり面白かったが、設定上仕方ないとはいえ世界が非常に狭く物足りなさは残る。

  • とても綺麗なお話で
    お気に入りのひとつです

  • 読みやすかった(●´∇`●)

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。獨協大学卒業。'97年からインターネット上で小説を発表。2002年1月、「Separation」で出版デビュー、いきなり同作がTVドラマ化される。次作「いま、会いにゆきます」は映画化され、100万部を超えるベストセラーに。他の著書に「恋愛寫眞――もうひとつの物語」「そのときは彼によろしく」「弘海――息子が海に還る朝」「世界中が雨だったら」がある。

「2009年 『きみはぼくの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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