乙女なげやり (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101167572

感想・レビュー・書評

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  • 小説とエッセイはだいぶ雰囲気が違うが、面白かった。

  • エッセイ。
    なかなか自意識をこじらせていて読んでいてとても面白い。

  • 2004年太田出版から出たエッセイを新潮社が文庫化~当時,彼女は大学生の弟がいて,実家に暮らし,出掛ける用がなければ3日も風呂に入らず,ぶくぶく太って豚と呼ばれていた。弟はBLの世界にいると思いこむ~彼女については,エッセイは読まない方が我が身のためのような気がする

  • 三浦しをんの乙女なげやりを読みました。

    三浦しをんが自分の趣味と妄想をテーマにだらだらと日常を書いたエッセイでした。
    少女漫画やハリウッドスターなどに対するオタク趣味が奔放に描かれています。

    書かれている内容は長女の普段の発言に似ているような気がするので、今度長女に読ませて感想を聞いてみよう。

    この中で「本」に対する感じ方の話題が出ています。
    三浦しをんの友人が初めてのデートで待ち合わせて「待たせた?」「本を読んでいたから大丈夫」というやりとりがありました。
    ところが相手の読んでいた「本」が少年ジャンプだったのにとても大きな違和感を感じたというくだりです。

    konnok的にはコミックの単行本は「本」だけど、少年ジャンプや週刊ポストやAERAは「本」じゃない、と感じます。
    三浦しをんの感じ方である、「上司とうまく行くためには」というようなハウツー本は「本」じゃない、というのも微妙なところです。
    世間一般はどうなんだろうか。気になります。

  • NKホールの略、すっかり騙された!「ダサっ!誰かに教えたろ」って思った自分が恥ずかしい・・・。 周りの人達は相変わらずオモロイですね。今回特に良かったのは『仲良きことは~』のナッキー。ネーミングセンスがツボに嵌りました。普通なら最後の部分を「シー」にしてしましますよ。雰囲気も可愛らしいし好きです。ナッキーが嫁なら毎日が楽しいやろなぁ。2位は『骨折り損の~』のお母さん。 『なげやり人生相談』は周りの人から適当にお悩みを貰えば良かったのに。

  • エッセイ。ハマってるTVドラマなど

  • エッセイによって文体を変えている…のか?

    そんな疑惑を抱かせる文章・文体ですけれども、いつにも増して楽しめました、ね!

    僕は氏が読んでいる漫画だの小説だのをほとんど読んでいないんですけれども、氏がいかに漫画を愛し、読んでいるかっていうのがこのエッセイを読んでいると充分に伝わってきます、ね!

    そんな氏の、漫画に対する愛が際限なく溢れているエッセイ…時には笑ってしまいそうになる箇所もありましたが…基本、かなりオススメですね! オタク的な雰囲気がこれでもかってほどに溢れているエッセイですので、そういった方面に疎い人が読んじゃうと引く、あるいは厭悪感情みたいなものを発露させる可能性もなくはないですが…とりま! 小説とか読む気せえへんな~、っていう時、特に通勤時間中なぞにはピッタシの本作でありました! さよなラーメン…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 文庫で再読。
    この脱力感!妄想の炸裂具合!
    ついくすくす笑ってしまう…

    日常話をこんなに面白く書けるのも
    すごいが三浦しをんの人柄が好きだ。

    お腹を壊して駅ビルのトイレに駆け込み
    並んでいるところに
    小学校低学年くらいの女の子が
    駆け込んでくる。彼女は列の先頭にいた
    三浦先生を何事か哀願するような目で
    見上げてくる。

    順番をゆずるんだろうな、と
    一瞬思った。

    しかし、先生は「ファイナルアンサー?」と
    言うときのみ○もんたばりの視線の
    応酬をし、小学生に勝った。

    ゆずらないのか!(笑)

    さらに「当たり前だ、私のほうが
    切羽つまってるんだから。
    小学生のガキなら、おもらししても
    まだ許されるだろ。」と言い切る。

    このざっくばらんというか
    飾らない感じがとても好きだ…

  • 笑いすぎてないた。
    おばあさんとのエピソードがよかった。

  • 2013.4.14

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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