【旧版】深夜特急5 ートルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101235097

感想・レビュー・書評

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  • 若い時に読むべし!

  • 鬱だ~~~
    正直だんだん面白くなくなってきた
    あとキャラが出てきてうざい

  • 9年ぶり本棚整理のため再読。

    トルコ、ギリシャ、イタリアでの人との出会い

  • 旅にも人生があり、本書は筆者の旅が青年期から壮年期に移り変わる時期を描く。旅をしながら一抹の虚しさを感じ始めた筆者の心の動きが良く描かれている。

  • イラン、イラク、トルコ、ギリシャの回。今では行けるのかという場所も含めてぶらりとフラついている。

    写真を撮ることへの考え、アジアとヨーロッパの境。そしてなにより、長旅となったことで主人公の気持ちの変化や戸惑いがよく登場する。いわゆるヒッピーもとい長旅者はみんなこういう気持ちを通るのではないかと思う。

    ギリシャも面白そうだ。今や行けたもんじゃないけど。そしてトルコはやっぱり行ってみたい

  • イスタンブールでの熊を使った脅しにはびっくり。
    相変わらずの値切りっぷりもますます強気になってきているよう・・情景が容易に浮かぶので読みやすい。
    著者が当初より気分的に盛り上がっていないので読むほうもなんとなく盛り上がりに欠けてしまう・・
    旅の終わりを意識した心理的変化なのか・・

  • 淡々としてきた。感傷的。

  • 15.dec.31

    1年以上積んどいて、ようやく再開。笑

    トルコは行ったことあったので、想像しやすかったかな。
    この人は観光目的で旅してるわけじゃないんだよね。イスタンブールではブルーモスクに毎日訪れるけど、入館料がかからないだけで、アヤソフィアやトプカプ宮殿は勧められるまで訪れず、行っても大した感動もなく…。アヤソフィアは結構感動したんだけどな〜!

    話の本質とはずれてしまうけど、大きな事件に巻き込まれることも無く筆者がふら〜っと旅できるのはやっぱり若い男性だからかな、と思ってしまった。3巻読んでから間空きすぎてるから、もしかしたらいろいろあったかもしれないけど。
    私が同じ旅をしようとしても、こう順風満帆にはいかない。女性バックパッカーの旅行記を読むといろんな目に遭ってるしな…。一人であてもなくふらふらしたり、気軽にお酒をおごってもらったり、何気ない出会いには欠かせないんだけど、それがどれだけ危なくて難しいことか。羨ましくなってしまった。

  • 人生は旅⁈ とんでもない!
    だって旅にはつらいことなどないじゃない。
    旅なんてものはいろんな意味で自分の立ち位置を確かめるもの、そしてつらい人生のなかで楽しみを見つけ出すための訓練というのが私の持論。
    第5巻になってやたら内容が哲学的になってきてるけどそんなわかりきった旅論をおっさん読者は期待してないよ今更。
    でもまあ能書きにページを取られているもののお目当てのイスタンブール〜ギリシャはしっかりと描かれているからこれで満足としておこうか。
    ボスポラスの欧亜の風に吹かれてから死ぬ…it's my dream

  • アジアまでは世の中の混沌とエネルギーが圧倒的で憧れは抱かなかった。トルコからの雰囲気、ギリシアの雰囲気は今までで一番「あぁいいな」と思えた。著者は旅を人生になぞらえ、インド、アジアの時期を青年期、そしてトルコあたりから壮年期老年期と旅を収束させて捉えている。
    自分にとっては壮年期あたりの長閑な雰囲気に魅力を感じた。人によって前半中盤後半で好みが分かれるのだろう。

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著者プロフィール

1947年東京生まれ。横浜国立大学卒業。73年『若き実力者たち』で、ルポライターとしてデビュー。79年『テロルの決算』で「大宅壮一ノンフィクション賞」、82年『一瞬の夏』で「新田次郎文学賞」、85年『バーボン・ストリート』で「講談社エッセイ賞」を受賞する。86年から刊行する『深夜特急』3部作では、93年に「JTB紀行文学賞」を受賞する。2000年、初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し、06年『凍』で「講談社ノンフィクション賞」、14年『キャパの十字架』で「司馬遼太郎賞」、23年『天路の旅人』で「読売文学賞」を受賞する。

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