- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101235097
感想・レビュー・書評
-
亜麻色の髪の女性とのnice!
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★2020年に増補新版が出たようですが、実際読んだのはこちらなのでこちらでレビューします。
ついにヨーロッパに入ってきた編。後半戦ならではの寂しさを感じつつ読み進めた。好きなように進めてきた旅でも、終わりが見えてくるとどうしてもそこから計算してしまうわけで、寂しいですよね。。。
ヨーロッパに入ってきてインドみたいな強烈な話は無いものの、この巻は心温まる交流が多かったように感じた。旅先では、気持ちのいい (でも抜かりない) 旅人でありたいですね。 -
高校生〜大学生の頃に読み、価値観や世界観が変わった気がする。
沢木さんのような旅をしたことはないが、本書からは確実に何かしらの影響を受けている。
人生のバイブルと呼べる本。 -
アジアからヨーロッパへ。旅行行きたい、現実逃避したいときにうってつけ。旅の終わりとは
-
基調の色は翡翠のような緑だった 気重に感じられる 対岸の桟橋が近づくにつれて 彼はこの界隈を知悉しているらしく 私はいくつもの地を経巡ることになった 怪しみながら ブルー・モスクの境内を出ると こころよ快い潮風に当たり ドネル・カバブ 僕はその液体が許し難い背信を犯しているように思えたのです 『おくのほそ道』の最初の方で「古人も多く旅に死するあり」と言ってますよね。自分も旅の途中で死ぬ可能性を考えて、家も手放して出かけていますね。 『深夜特急』のように実際には帰って来ているんだけど、作品上は帰って来ないという文学作品としての「漂白」は、多くの人のガス抜きの為の装置として必要だと思いますね。 それは重要なファクターですね。迷子になる可能性がないのは旅ではない、という言い方もできるかも知れませんね。 その辺はある種の教養の問題だと思いますね。動物、植物といったものに対する教養。それがないと、単純に言えば面白がれないんですね。つまり、自分の背丈以上の物は見えないんですよ。だから、『深夜特急』の旅でも、あの時僕が美術品や遺跡を見なかったのは、自分にそれを理解する教養がないということがはっきりわかっていたから、拒絶したんですね。 その”安い“とか”タダだ“というのが『深夜特急』を貫いているキーワードですね(笑)
-
2020.8.16
-
(特集:「先生と先輩がすすめる本」)
前回紹介した第1巻の続きである第2巻から第6巻の5冊をまとめて紹介する。第1巻では主人公の沢木がデリー(インド)からロンドンまでを乗合いバスで旅することを決意したが、デリーに行く途中の香港とマカオで寄り道してなかなか先に進めなかった。第2巻以降ではマレー半島、シンガポール、インド、シルクロード、トルコ、地中海、南ヨーロッパ、そしてロンドンまでの旅が綴られている。沢木が旅をしたのは1970年代であり当時はネットなどはなく、いまに比べればとても不便であるがそれが旅を面白くしている。行く先々で、旅人同士で情報交換をしたり、現地の人との出会いがあり親切を受けながら旅を続けて、ようやく目的地のロンドンに到着する。本書を読んでヴァーチャルな旅を体験し、そして是非リアルな旅をしてほしいと思う。(教員推薦)
↓利用状況はこちらから↓
https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00551218 -
熊を嗾けられた話が印象的だった
-
外ではなく内に目が向く後半戦。
物価が高いとか、街並みとか、様々なところで旅の終わりを感じてしまうのかな。
自分の1人旅と重なってきて、最後の1巻を読み終えたくない… -
「C」の茶の国から「T」の茶の国へ
こんなにも暖かい人が多いのはなんでなんやろ。