遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101248042

感想・レビュー・書評

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  • <font size=1>同じく宿題で読んだ!!イギリスが思ってたのと違ってたなぁ。</font>

  • 「若き数学者のアメリカ」も読みましたが、結婚し父親となった著者が綴るこの作品の方が、私は好きです。

  • 「国家の品格」で一躍有名人になった藤原正彦のエッセイ。研究者として、イギリスに滞在したときの経験をつづっている。
    海外に住んだことがある人なら、共感できるエピソードが、散りばめられている。イギリスの文化、人となりを知るにも、いい一冊。
    「人間がある国を真に好きになるには、人間的要素が不可欠である」。いい友人をどれだけ作れるかが、その国のファンになるかを左右する…。たしかにそれはあるかも。07-02-05

  • 「遥かなるケンブリッジ」藤原さんの本はこれが3冊目。 このあと、「数学者の休憩時間」を読んだ。今「祖国とは国語」を読んでいる。「父の威厳 数学者の意地」というのも買った。 はじめの本が面白いと、他の作品も読みたくなる・・・・。「若き数学者のアメリカ」がよかったので、その他の本も読んでみようと思った。 本屋さんには、「国家の品格」のベストセラーにのっとって、ちゃっかり藤原さんのコーナーがある。一挙にたくさんの本を集めていて、しかも本の帯には(これは、腹巻というのだっけ?)『いま、話題のベストセラー「国家の品格」の藤原正彦の次男坊が英国でいじめに!どうする、パパ!』なんて文字が踊っている。思わず手にとってみたくもなる。 私は藤原さんと本屋の売り上げに貢献(?)したわけだ。(といっても、文庫本だからたいしたことはないけどね) はじめは彼を数学者だと思っていたので、文学的なにおいがなんとも新鮮だった。 アメリカの留学の時は独身だったのだが、イギリスにわたるときは3児の父となっていて、数学的視点からだけでなく、父親としての視点からもイギリス生活が語られ、より厚みをました滞在記となっている。 彼は、当初、イギリス英語にとまどいながらも、難なくこなしかの地で、家族の個々の問題に悩みつつ、数学の研究に励む。 イギリスというと、落ち着いた、紳士の、くもり空の、ビートルズの、スコーンの・・・・・・というイメージしかない貧困な発想の私だったが、あっ、イギリスって こんなところもあるのだ、と初めて知ることも多かった。街の美しさ、紳士、ヨーロッパに比べて特異な気質、風変わりなことを容認する社会、貴族社会、そして人種差別、などなど・・・・・。 中に入り込まないと、イギリスのよさはわからないようだ。でも、英国に一度は行ってみたい。

  • 『威風堂々数学者』より。イギリスでのいじめ。

  • 英国に渡った数学者の苦労話 筆者の実話

  • 作者のエッセイは時々だらける自分に喝を入れてくれる。

  • 「遥かなるケンブリッジ」
    藤原さんの本はこれが3冊目。

    このあと、「数学者の休憩時間」を読んだ。
    今「祖国とは国語」を読んでいる。
    「父の威厳 数学者の意地」というのも買った。

    はじめの本が面白いと、他の作品も読みたくなる・・・・。
    「若き数学者のアメリカ」がよかったので、その他の本も読んでみようと思った。

    本屋さんには、「国家の品格」のベストセラーにのっとって、
    ちゃっかり藤原さんのコーナーがある。
    一挙にたくさんの本を集めていて、
    しかも本の帯には(これは、腹巻というのだっけ?)
    『いま、話題のベストセラー「国家の品格」の藤原正彦の次男坊が英国でいじめに!どうする、パパ!』
    なんて文字が踊っている。
    思わず手にとってみたくもなる。

    私は藤原さんと本屋の売り上げに貢献(?)したわけだ。
    (といっても、文庫本だからたいしたことはないけどね)

    はじめは彼を数学者だと思っていたので、
    文学的なにおいがなんとも新鮮だった。

    アメリカの留学の時は独身だったのだが、
    イギリスにわたるときは3児の父となっていて、
    数学的視点からだけでなく、父親としての視点からも
    イギリス生活が語られ、より厚みをました滞在記となっている。

    彼は、当初、イギリス英語にとまどいながらも、難なくこなし
    かの地で、家族の個々の問題に悩みつつ、数学の研究に励む。

    イギリスというと、落ち着いた、紳士の、くもり空の、ビートルズの、スコーンの
    ・・・・・・というイメージしかない貧困な発想の私だったが

    あっ、イギリスって こんなところもあるのだ、と初めて知ることも多かった。
    街の美しさ、紳士、ヨーロッパに比べて特異な気質、
    風変わりなことを容認する社会、貴族社会、
    そして人種差別、などなど・・・・・。

    中に入り込まないと、イギリスのよさはわからないようだ。
    でも、英国に一度は行ってみたい。

  • 2006/5 読了

  • 妹がイギリスに行っていた頃に向こうの様子を
    何が何でも知りたいと思い手にとったこの本は
    著者から見たイギリスが鮮明に描かれています.
    ちょっとイギリスって・・・???って
    思うところもあれば,さすがと思うところもありますが
    実際に私も行って確かめてみたい思いで一杯です.

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著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2020年 『本屋を守れ 読書とは国力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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