100万回の言い訳 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101334295

感想・レビュー・書評

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  • 何か(誰か)を好きな気持ちとか、夫婦でいることとか、
    ずーっと好きで居られるとは限らなくって、
    時々ふと、“あれ、これでいいのか”って思うこともある。
    この物語のように、現状維持の状態であれば余計に。。。

    それでも、一度距離をとってみたり、もう一度向き合ってみたりするなかで、
    やっぱり好きだなぁ。。。 やっぱり一緒に居ようかなぁ。。。
    そう思えたら、それは本当に好きってことなのだと思う。

    “めっちゃ好き!!!”な状態でなくてもいいのです。
    “好きです。”って、穏やかに、静かに、
    でも違和感なくそう思えたのならそれが一番良いのです。

  • 2011/5/7

  • ずいぶん前に読んだけれどおもしろかった。「女とともに生きることと、生活を共にすることとは同じではないということだ。」
    なるほど~。夫婦という形が、最善のように思われるけれど、そうはいかないのが男と女。。、夫婦って?、男と女?って考えさせられた1冊。

  • 主人公の結子は仕事に行き詰まり、子供をつくろうと思い立つ。
    しかし、夫の士郎はあまり乗り気でない。
    そんな夫婦がマンションの上階が火事になった事で、しばらく別居をする事に。
    この物語はその別居中の夫婦の別々の人間関係、そして別々と思われた人間関係が実は意外にも全てつながっていたというお話です。
    人と人のつながりやふれあい、出会いや別れを感じました。

    とても読みやすく面白いお話でした。
    長編小説ですが、お話が登場人物ごとの目線となっていて、だからどの登場人物の気持ちも理解できました。
    色んな登場人物が出てきますが、最初は夫婦二人で、最後も夫婦二人。
    結子が子供を作ろうと思い始まったお話ですが、たった半年でその気持ちがいつの間にか変化していて、それがとても自然でスッと心に入ってきました。

  • ドラマ化してほしい!
    人間関係が自然に繋がっていく感じで、ハラハラした。
    結子と伊達が食事してる所に陸人たちが会いに行く所とか。面白い。

  • 一気に読んだ。いまの状況や昔の感情、これからの思いなどいろいろ考えた。結子の調子良さと自分本位の考え方に腹がたった。やっぱり男と女って全然違う生き物なんだなぁ~大嫌いだなぁ~こんな女

  • 結婚して、そこそこの年齢になって読んでみて、久しぶりに〈ぁあー、そうだな〉という自分の感情にしっくりハマる言葉が多い小説だったなと思う。

  • 唐突な火事。
    筋は、ほとんどやらせのようなごつごつ感があるのに、
    読後に嫌な思いは残らない。

    解説がわかりやすい。沼田まほかる。作家。
    自分なら結子の方になると思うのに、志木子の幸せさが羨ましい。

    そう思わせる書き方ができるところが作者の偉いところだろう。
    脇役のように思わせて置いて、一番鍵となる役割を果たさせる。

    母になることが強いことだという風にまとめてもいいだろうか。

    ps.
    沼田まほかる。「猫鳴り」は読んだような気がする。

  • 結婚って何か考えていたつもりだけど、結婚してからの方が考えるんやなぁ。

    後悔してもいいと思える人が現れたら、

    もっと広い心で色んなこと受け入れられるようになるんかな(゚◇゚)

  • 一気に読んでしまいました。

    夫婦の意味…
    夫婦でいる意味…
    夫婦だからこその意味…
    改めて考えると…

    答えはず~っと先。
    長い間の時間の積み重ねの中でふと感じるものなのかもしれない…

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