ソロモンの偽証: 第Ⅲ部 法廷 上巻 (新潮文庫)

著者 : 宮部みゆき

• 新潮社 (2014年10月28日発売)

感想・レビュー・書評

[春霙さんの感想 · 2024年4月22日]

始まった裁判に息を飲む場面も多く、真実を求めるが故の嘘にもいきあたり、展開にのめり込んでいきます。次が最後だと思うと楽しみだけど寂しいような…

[ほげーさんの感想 · 2023年12月13日]

面白いは面白いがなっっっがい笑 宮部みゆき作品ではさもありなん。検事や判事、高校生だったら理解できるが弁護人の大人びた描写や倫理観や中学生としては厳しいかなと。あと弁護人の少年の動機が荒唐無稽過ぎて違和感あるなー。

[森鴎内さんの感想 · 2023年10月17日]

ついに、開廷しました。予想以上に、判事が判事していて、弁護人、検事もしかり、本格的に始まりました。
これまで、読んできたものの、総復習がされている感じがして、ラスト一巻が楽しみです。

[ふせんしさんの感想 · 2023年6月9日]

最初、長いな〜と思ってたのが嘘のよう。ラスト1巻、楽しみたい！

[オズさんの感想 · 2023年4月23日]

第三部「法廷」スタート。
偽証だと弁明する弁護人。
検察側は証人を出廷。被害者なのか、加害者なのか。
そして柏木の死を巡る真相に中学生達が学校内裁判で挑む。導き出される真相は。
　いよいよ裁判パートになり、中学生とは思えないやりや衝撃、実際の生活に照らし合わせると、絶対大人達が阻止するだろうが、(物語内でも賛否は描かれているが)事実に向けた挑戦が始まる。
　第一部から、柏木の死は自殺か他殺かに集約されていたが、いよいよ事実が明るみになり、解決へとうごきだす。

[ピスタチオさんの感想 · 2023年4月13日]

1巻から5巻まで読んできて、1番引き込まれた話しとなった。この話がどのように展開し完結するのか、最終巻を読むのが待てない程。もっともボリュームのある巻であると思われるがそれをまったく感じない。

[けっぴーさんの感想 · 2023年3月9日]

面白いはず！という期待と
面白いのか？という不安で
いよいよ最終巻へ

[葉月さんの感想 · 2023年1月19日]

仲間だったという橋田くん。
怪我をしても見舞いにも電話ひとつよこさなかった。大事に思われていないことが分かったという井口くん。
被害者と思われていた柏木くんの言動が橋田くんの証言で語られる。
3人組の中心にいた大出くんがどう変わっていくのか、裁判はどうなるのか。6巻が楽しみです。

[ss512（試）さんの感想 · 2023年1月7日]

開廷。宣誓、「この法廷で真実のみを述べることを誓います」。遂に幕が上がった学校内裁判。ここからは一気読み不可避。勝ち負けではないと分かっていても、検事も弁護人も本気だから、段々と興奮してくる展開が繰り広げられる。陪審員らも真剣にそれに応える。勿論、判事も。ただ立場上、涼子がやや嫌われ役になってしまっているのがちょっと不憫。本人は気にしてないだろうけど。この勢いそのままにラストスパート。真実はどこに転がっているのだろうか。

[夜ノななしさんの感想 · 2023年1月5日]

2023-01-05 読了
樹理には心底ガッカリした

著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。