恋文 (新潮文庫 れ 1-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101405049

感想・レビュー・書評

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  • 映画化されたと聞いて再読。
    男と女が難しいのか、人間同士だから難しいのか。
    それぞれになかなか共感しにくいのですが、
    私の叔父さんの娘さんはそれでいいのかなあ、とやっぱり思った。
    叔父さんと彼女、父親の覚悟や気持ちには考えさせられたけど、
    娘さんの想いはそこにはないだろうに。
    紅き唇で、祖母を思い出しました。

  • ミステリーの手法が存分に活かされた、間違いなく名作短編集。
    夫婦とか家族とか、身近に感じる人生模様の中で、ハッとさせられる展開が待っている。「十三年目の子守唄」のどんでん返しにやられ、「紅き唇」の口紅、「私の叔父さん」の五枚の写真、小道具の罠にはまる。
    これは巧妙…どの短編も心にのこる。

  • ツボ。

  • 「なんで」と思いながらも、そうせざるをえなかったのもなんか分かる男女の物語5編。全部切ないですが個人的に「ピエロ」が特に。

  • もっとも印象に残ったのは「私の叔父さん」でした。
    ミステリー的というか、後になってから分かる驚きがあります。

    この作品全体にあるのは大人の恋愛だと思います。分かっているけれど出来ないとか、分かっていながらそうしないとか。
    けれど、その奥には相手への愛情があって、それは時にタブーと言われるものだったりします。

    感動はしたけれど、いろいろ思うところがあって整理しきれないのが正直なところです。

  • 期待してた分ちょっとがっかり。
    けっこう古い感じの印象を受ける。どことなくうまく書きすぎているというかロマンチストすぎるような。あまりリアリティが感じられない。
    私はどちらかというと、微妙な加減の描写や微妙な加減の起承転結に心が動くのだなと再認識。
    あんまり語られすぎると読む必要を感じなくなる。
    ということで途中で断念。

  • お友達のおすすめにて読みました。
    すべての短編において せつない想いが残りました。
    人生のほろ苦さを感じたというか・・余韻が残りました。

  • どの短編もとても感動する。人の思いやりを感じられる作品。

  • 「私の叔父さん」が1番好きです

  • 『恋文』の中の「私のおじさん」という短編小説が好き。

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著者プロフィール

連城三紀彦
一九四八年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。七八年に『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。八一年『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、八四年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。九六年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。二〇一三年十月死去。一四年、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞。

「2022年 『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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