大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア-序章 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102057032

感想・レビュー・書評

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  • -まともな頭をした人がですよ、結婚することになっている前の晩に、許嫁を一晩じゅう寝かせないでおいて、何をするかと思うと、ぼくはあんまり幸福でとても結婚なんかできそうにない(中略)なんてくだんないおしゃべりすると思う?-

    「ナインストーリズ」でおなじみ、グラース家の長男、シーモアが結婚式ぶっちして、弟のバディが花嫁親戚たちにつるしあげにくう様子が描かれた短編。解脱者の前では、俗世の営みはすべて喜劇というか茶番にみえてくる。1942年のニューヨークに軽くワープできちゃいますよ。余談ですが、シーモアって、"Sey more" 「もっと語れ」とか"See more"「もっとよく見ろ」って意味?なんて考えるも楽しい。および、このタイトル!サリンジャーのセンスに脱帽。野崎孝さま、素晴らしい。もしかして、翻訳の文体が好きなのでは?とふと思うこともある。

  • 唯一ピンとこなかった。もう一度読み直したい。

  • ちょっと前に「バナナフィシュ」を再読したら、こちらも読み返したくなったので。シーモアの衝撃的な死の動機がおぼろげながら見えてくる。今度は「フラニーとゾーイー」を再読したくなった。

  • ○2009/02/20 
    読んだのは文庫ではないですが。
    とても挫折しそうになった。特にシーモア。難しいっていうか…回りくどい。なんかこう、父親の脈絡のない話を延々聞いてる気になってくる。え、結局何の話してたんだっけ?みたいな。
    面白いと思う部分はあったんだけどなぁ。っていうかもう家族が面白いですか。本人は出てきてないけどシーモアずくし。今度バナナフィッシュ読み返してきます。
    シーモアだけでなく野崎さん訳の大工よ〜も実は微妙に辛かったのだけど、回想が少なかったからなんとかなった気がする。
    あやうく海外翻訳が本格的にダメになりそうだったけれども…あといくつかは読みたいし、しばらく時間を空けてからにしようと思う。

  • まあまあ。

  • 2008 8/3

  • シーモア−序章−が一番好きかもしれない。というかバディが好きなのか

  • 前回挫折したシーモア序章含めてバディ視点。
    特にシーモア序章なんて、こいつ躁鬱状態なんじゃないのと思うくらいガァーッと語って「今度こそもう寝るわ」を繰り返し。グラース家にまともなのはいないのかも・・・とか思ってしまいます。
    ブーブーはまともか。

    シーモアが兄弟からえらい好かれてるのは分かったのですが、回りくどさに疲れてしまってあんまり話が入ってきませんでした。
    やっぱり読みにくいわ。

    10.07.07

    シーモア序章、2ページ目で挫折…。
    読みにくい。読みにくすぎるよ……。

    いつかリベンジしたいな。今は無理。

    08.07.06

  • 大工よ〜、は面白かった。次男バディが長男シーモアの結婚式に行ってみると、シーモアがトンズラしたようで花嫁は泣いている・・・という最悪の状況。怒りまくっている相手の家の連中と、身分を隠して同行することになってしまい・・・。シーモアの人柄が少しずつわかってきて楽しめる作品。


    シーモア、序章。って、本編はまだ出てないっていう・・・いつになったら出るんだかわかんないし。
    シーモアのことをもっと知りたいのに、バディの語り口がダラダラしてて眠い〜。

  • これもフラニー同様。
    なんか妙に読み辛かった記憶がある。
    けっこ読むの億劫だったという事しか覚えてない。

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