赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (529ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102113417

感想・レビュー・書評

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  • 小学生の頃から大好きな本
    初めて読んだ分厚い本で、図書室の奥で見つけた時は埃だらけで赤茶けていたからかえって「読んでやる!」って思ったっけ
    子供心に「そんなに分厚い本読むの?」と言われると誇らしかったのを覚えている

    けれど、実際読んでみると、もうそんなのどうでもいいくらい大ハマリ!

    休み時間はもちろん、夜中まで夢中で読み、親が部屋にくると寝たふりをして、出ていくと明かりをつけて再び読むということを繰り返していた。
    子供の頃、出会えたからこそ、あんな経験ができたんだな

    大人になっても何度も読み返し、その度にアンはいつも違う顔を見せてくれる

  • 出会いはハウス世界名作劇場のアニメ版(たしか小二のとき、朝ドラ「花子とアン」の年にNHKで再放送があたっときは娘と楽しみに見た)、そのあと講談社の世界少年少女文学全集(←祖父母の家にあった母の蔵書)に入っていたのを読んだ気もするし、読んでない気もする。中学生のころ図書室でポプラ社の深緑色のでシリーズを読んで、高校生で「赤毛のアンの手作り絵本」にハマった。大学生になって、この新潮文庫版でこつこつ揃えて(その懸賞でピクニックバスケットももらった)、自分の成長に合わせて何度か読み返してきた。
    こどものときはおしゃべりで夢見がちでとっぴょうしもないことをしでかすアンより、おっとしとしてやさしい親友のダイアナが好きだなと思ってた。これからというときにマシュウが死んでしまうことや縫い物が大好きだったマリラが目を悪くして心細くなってしまうこと、老いていく人生のことを初めてはっきり教わったのはこの物語のような気がする。おとなになって読み返して、母親になったアンに共感したり、いきなり少女の母親役を引き受けたマリラの戸惑いが急にわかるようになったり、何度読んでも発見がある。

  • おしゃべりで夢見る少女アンの物語に惹き込まれて、どんどん読めた。意地悪なギルバートとの関係にやきもきする展開。村岡花子さんの訳も素晴らしいと思う。小説の舞台のプリンスエドワード島に一度行ってみたいと思った。

  • アンの性格や言動が娘そっくりで
    読んでいて大好きになってしまった。

    落ち着きがなく、いつも何かを求め探し、
    大げさな言葉を使ったり、
    (台詞が2ページにわたることもある)
    乙女やプリンセスや夢見がちな言動
    ああ、娘そっくりだし
    そんな性格をこんなに素敵に
    言葉で表せるなんて、
    アンのことも娘のことも一気に愛おしく思えた作品、

    この少女が夢見たり、
    毎日いろんな素敵な事を見つけたり、
    驚き、泣き、笑い、怒りながら生活しているのを
    読む時間が好きだった。

    エドワード島やグリンゲイブルの情景の表し方も
    本当に素敵で、すごくすごく素敵!笑

    私の想像するアンの日常は
    ラメがかかっているイメージだ。
    それくらいキラキラしている。

  • 誰もが名前を聞いたことがあるであろう、
    有名な作品。
    私もずっと昔、まだ学生だった頃に読んだ(と思う)のですが今年は懐かしの文学作品を多く読みたくて手にとりました。

    シリーズ1作目は孤児院で育ったアンがグリンゲイブルスの豊かな自然の中、里親であるマシュウとマリラ兄妹に愛情を注がれながら、少女から大人へと成長していく物語。

    少女時代のアンは超のつくおっちょこちょいだし、妄想もトークも激しいし、正直たぶん身近にいたら引いてしまいそうな…笑
    そんなわけで前半かなり読むのに苦労した。
    こんな名作(と言われる)なのに。。。

    でも自分の置かれた環境に感謝し、周囲の人と正直な自分で向き合い、ひたむきに努力ができるところは格段に素晴らしいと読み終わってしみじみ。

    まだまだ続編があるので、また機会を創って読みたいです。

  • さすが名作だなあ。
    初めて読んだけど、スラスラ、スラスラ…自然とページをめくる手が進んだ。

    何か一つの大事件を書くわけではなくて、アンの人生を、毎日を読んでいく。
    共感、もあるけど、共感だけで読んでいるかというと違って、
    アンから目が離せない、というのかな。

    • workmaさん
      つきさんへ

      『アンから目が離せない』…!至言です!
      つきさんへ

      『アンから目が離せない』…!至言です!
      2022/12/18
  • 主人公の明るさと活力に勇気をもらいました。

  • "曲がり角をまがった先になにがあるのかは、わからないの。でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの。それにはまた、それのすてきによいところがあると思うの。"
    花子とアンの再放送を見て手に取った一冊。アニメは昔見た気がするけどほとんど記憶になし笑
    アンの目に映る景色、アンを育てることになったマシュー・マリラ兄妹、腹心の友ダイアナ、世話好きで口やかましいリンド夫人、敵同士になるも和解しよき理解者となるであろうギルバート… 空想好きなアンが人々との交流を通じて大人の女性へと成長していく。"アンの青春"も絶対読もう。

  • 2021.10.11読了

    随分昔に買って持っていたのに、何故か全く読み進められず、結局処分してしまってもう何年経つだろう?

    ドラマ『アンという名の少女』を教えてもらって観出してから、あの素晴らしい世界観に魅了され、調べてみると原作とは違う内容も多いとのこと。
    では原作を読んでみようと思ったのだが、何故に以前はあんなに入り込めなかったのか不思議でならない!
    こんなに魅力的なキャラクターや背景なのに!
    まあ、自分が年を取って色々な経験を重ねて変わったのでしょう…。

    若い頃にこの魅力に気付いた人は幸いです!と声を大にして言いたい気分です。


  • すばらしかった。
    アンのような人になりたい。

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著者プロフィール

1874年、カナダ、プリンス・エドワード島に生まれる。幼い時に母と死別、祖父母に育てられ教師になる。『赤毛のアン』シリーズのほか、小説、短篇集を残し、世界中で多くの読者の心を捉えた。

「2022年 『赤毛のアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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