赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (529ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102113417

感想・レビュー・書評

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  • 30代になって初めての久しぶりの再読。
    もはやマリラやマシュウを始めとしたアンを取り巻く大人たちの気持ちに沿って読めてしまうとは!
    アンのことは子ども心にはそれほど好きではなかったのだけれど、いまとなっては魅力的に感じた。
    歳が近いうちはアンにライバル心を抱いていたのかも・・・。

  • L・M・モンゴメリの赤毛のアンを読みました。
    友人が「私の一番好きな物語」と言っていたので、児童文学ですが読むことにしたのでした。

    空想好きでおしゃべりで無垢でちょっと頑固な少女アンの物語です。

    少女アンは孤児院からグリン・ゲイブルスに住むマシューとマリラの中年の兄妹のところに届けられます。
    マシューは本当は男の子を希望していたのですが、アンと話をしているうちに気に入ってしまいます。
    マリラもなり行きでアンを引き取ることにした後は、その明るさ・素直さに魅せられてしまいます。

    カナダの自然の中でいろいろな事件を起こしながら、アンとその友人たちはのびのびと育っていくのでした。
    アンの天衣無縫な行動がほほえましく感じられる物語でした。

  • 本当に名作です!
    児童文学だと馬鹿にして未だに読んでいない人は本当にもったいない。アンの人生を通してわかる素晴らしさを知ることで、日々の幸せはさらに輝き、苦難には一層前向きになれることでしょう。

  • アンの失敗、うれしさ、幸せ、そしてカナダの美しい自然。

    その全てが私自身の体験になったかのような感覚になる。
    自分の良さってなに?
    何を信じて生きていこう?
    私らしさってなに?

    と自然と考えられる本。
    愛すべきアン・シャーリーとその仲間。

  • 小学生以来の再読。当時は外国の田舎暮らし素敵!という憧れと、アンは可愛いくらいの感想だったけど、改めて読むと思春期の女の子の成長の眩しさに感動してしまった。瑞々しいという言葉がぴったり。それを、マシューのように優しい視点で読める大人になってしまった寂しさも感じた。10代のうちに読んでもらいたい一冊。

  • 中学生のころから何度も何度も読んでいる一番好きな本。アンのような女性になりたいと思う。

  • 子供の頃から何度も繰り返し読んでる本。大人になった今読んでも楽しい。
    子供の頃はアンのようにロマンチックに酔いながら読んだけど、今はそんなアンが眩しくて、感情移入するのはただただマリラとなりました。キラキラ輝くアンの青春は見守る立場になっても素晴らしく、これからもずっと読み続けたい作品です。

  • この世界が大好き*
    お母さんのお気に入りを引き継いで
    めっちゃ好きになりました(*^^*)

  • 以前に一度読んだことがあったはずだが、
    あらすじ以外の細かい部分を思い出せなかったので再読。
    アンってこんなに泣ける話だったかしらん。

    前回読んだときの記憶は無いが、
    おそらくそのときと今回とで決定的に違ったのは私の視点だろう。
    私が涙したのは、アンに感情移入したからではない。
    アンの言動を見守る私は、あの小さな女の子の保護者だった。

    素直で正直で夢見がちなアンが徐々に成長していく様や
    彼女が周囲や自分に対して見せる愛情や思いやりに、涙がそそられるのだ。
    それは、娘の成長を見守る母親のような体験であった。

    こんなに素直な良い子がどれほど現実に存在するかは疑問だが、
    (というか、完全にフィクションの中と公家にしか存在しないと思う)
    自分の娘にはこういう風に育ってほしいと思う。
    夢見がちな話を聞くのは好きな方だし、ドジな子ほど可愛くも思える。
    何より、感謝する気持ちを知っている点が、彼女を娘として魅力的にする。


    ただ、こうなる背景には「孤児」という
    彼女の不幸な背景が欠かせないだろう。
    人間、一度は失ってみなければ今ある暮らしの大切さが分からないものだ。

    自分のことを必要としてくれている人がいること。
    帰るべき場所があること。
    自分に向けられた無償の愛に気付くことも、
    一つの才能なのかもしれない。

    16歳になった彼女の進んだ道は、
    子どもの頃に彼女が描いていたような
    輝かしいものではなかったかもしれない。
    しかし、輝かしいばかりが幸福な未来だとは限らないことも、
    彼女は知っている。

    穏やかな幸せに包まれているであろう
    世界中に愛された彼女の先に待つ未来を、
    私はまだ知らない。

  • 泣きふけった赤毛のアン。
    そして言いたい!!
    アッサリとマシューおじさんの最期を書くなよー!!!
    もぉ至極アッサリと亡くなったマシューおじさんのシーンで1時間以上も、マシューおじさんを思い出しながらバカみたいに泣き続けましたww

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著者プロフィール

1874年、カナダ、プリンス・エドワード島に生まれる。幼い時に母と死別、祖父母に育てられ教師になる。『赤毛のアン』シリーズのほか、小説、短篇集を残し、世界中で多くの読者の心を捉えた。

「2022年 『赤毛のアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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