赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (529ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102113417

感想・レビュー・書評

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  • 小学四年生の時の担任、平山先生に勧められ始めて読んだ小説

    もともと体を動かす事が好きだったので
    座って真剣に読書、がどうしてもできなかった

    でも"読書している女性"に憧れはあったので、だいすきな先生にお勧めを聞いてみたのだ

    読み切った時の感動はすごかった



    苺水の描写が好きで読んだ当時はイラストを描いたりもした

  • 子供の頃から数えきれないほど読んできた大好きな本。やっぱり同じ所で感動して泣いてしまったり。(2008年版なので少し訳が違います)「そうさな」という優しいマシューや感情を表さないマリラ。大人になってマリラの気持ちもわかるようになりました。
    生き生きとしたアンの生活は憧れでした。これを読んだ人はたぶん皆「アンになりたい」と思うのはないでしょうか。 風と光、美しい自然あふれるプリンスエドワード島。一度は行ってみたいです。

  • 9月から読み始めて、12月に読了。
    アンの、「緑の切妻」(グリン・ゲイブルズ)の数年の日々の物語だった。
    アンの感受性豊かな心とそこから生まれる多くの言葉、それに対しての他の人の反応が成長に合わせて変わっていった。時間を経過するにつれて、切り取った一日一日が変化していくのが、面白方。特に、マリラの心境変化が印象的で、本当にアンを愛しているのが分かった。
     また、読み始めた時期に丁度、赤毛のアンの実写ドラマが再放送されていて、危うく見るところだったが、見ないように頑張った。見なかったので、自分の中でオリジナルのドラマが再生できていたと思う。早く見たい。

  • ネガティブになってしまいそうな時は、アンの言葉にいつもハッとさせられる。人生には良い時も悪い時もあるけど、世界の素晴らしい部分を見つけて人生を楽しいものにしたいと思わせてくれる小説。

    「でもねえ、マリラ。こんなおもしろい世界でそう、いつまでも悲しんじゃいられないわ、ね、そうでしょう?」

    「曲がり角をまがったさきに何があるのかは、わからないの。でもきっといちばんよいものにちがいないと思うの。」

    「ああ、野心を持つということは楽しいものだわ。こんなにいろいろ野心があってうれしいわ。限りがないみたいだけど、そこがいいんだわ。一つの野心を実現したかと思うと、また別のがもっと高いところに輝いているんだもの。人生がとてもはりあいのあるものになるわ。」

  • 子供の頃何度となく読んだ。
    アン!!最高。
    出てくるお菓子や食べ物を他の本で調べるのも楽しかった。
    今あらためて読むとマリラやリンド夫人にも共感。出てくる花や木をスマホで調べたりしながらゆっくり読んでいる。

    目の前に人物や風景が見えるよう。



  • 本当に素敵なお話でした。

    小学生の時に青い鳥文庫の赤毛のアンを読んで、その時は物語を追うことしかできなかったけれど、今回読み直してみて、いろいろな登場人物の視点に立って感じることができてとっても嬉しかったです。

    マリラやマシュー、ギルの想いを想像してみたら、本当にみんな愛に溢れていて、素敵で、素敵すぎて、読み進めれば進むほど、涙が止まらなくなりました。

    でも、この愛は、アンちゃんがいて初めて引き出される想いで、一生懸命に前を見て生きるアンちゃんの姿にどれほど多くの人が励まされてきたんだろう、、って思いました。

    大切にしたい一冊です。

  • 名高い名作を中年になってから初めてきちんと読んだ。子どもの頃に読んだ児童向けのものとはずいぶん趣きがちがう。ホントおもしろかった!!

    いろいろな訳が出ているし、村岡花子さんの訳は完訳ではないというのも聞いていた。しかし、やはり村岡花子さんの訳で読みたかった。

    プリンスエドワード島の四季の移り変わりが美しく文学的な文章で表現されていて、その描写だけでも春に縁側でひなたぼっこをしているようにあたたかく心にしみた。私が子どもの頃好きだった「コーデリアと呼んでくださる?」の場面も記憶違いではなかったのだ。

    そして、アン。小さな痩せっぽっちの孤児だったアンはマニラとマシュウの庇護のもとグリンゲーブルズで育まれ、いつの間にか素敵なレディになる。こう書くと三行で終わってしまうが、これはまぎれもない名作であり、大河ロマンであり、ひとりの少女とその周りの人々の変化を繊細に描写した素晴らしい作品だ。

    後半とか泣きました。まさか泣くとは思わなかった!涙しました。マシュウ最高ですよね。大好きマシュウ。

    モンゴメリは今作で完結させるつもりだったようだか、評判が良かったためアンシリーズはまだまだ続いている。もちろん読みます!思春期に読んでたら人生変わっていたかも。

  • (過去に書いたワナドゥ!手帳の転記)

    ■感想
    序盤はほとんどアンの語りで圧倒されるが、読んでいくうちにどんどんアンに惹かれていき、いつの間にか愛してしまっていた。アヴォンリーの人々も皆愛おしい。こんな街で子ども時代を過ごしたい。

    アンがどんどん素敵な女性に成長していって、おしゃべりも減って、親元を離れていくようで寂しかった…
    勉強とかの努力をしたくなる。

    ■心に響いたシーン
    「アン、あんたパスしたわよ。第一位で通ったのよ。ーーあんたもギルバートも二人ともーー同点だったのーーでもあんたの名前の方がさきよ。ああ、うれしい」(P.450)

    「十二人の男の子より、いいんだからね。そうさな、エイヴリーの奨学金をとったのは男の子じゃなくて女の子ではなかったかな? 女の子だったじゃないかーーわしの娘じゃないかーーわしのじまんの娘じゃないか」(P.497)

    ■あらすじ
    孤児のアンは、ちょっとした行き違いから、グリーンゲイブルス(緑の切妻屋根)のマリラとマシュウの元に引き取られる。想像力が豊かで、すぐに美しいものや楽しいものに夢中になるアンは、失敗もたくさんするけれど、不思議と人を惹きつける。愛と爽やかな青春に満ちたアンの学生生活の成長を描く物語。

    主な登場人物
    アン・シャーリー
    …想像力に満ちた女の子。赤毛とそばかすがコンプレックス。
    マリラ
    …厳格で頑固者。アンのしつけ役。
    マシュウ
    …マリラの兄。寡黙で人見知りだが、一度主張したらきかない。
    ダイアナ
    …アンの腹心の友。綺麗でとても女の子らしい。
    ギルバート・ブライス
    …出会った日にアンのことを「ニンジン頭」と言って以来、アンからはほぼ絶縁状態。アンとはいつも成績トップを競っている。

    ■点数
    感動3/驚き2/学んだ3/もう一度読みたい3/人にすすめたい3
    総合80点

    ■メモ
    アンに元気をもらえる!

  • 子供の頃本が嫌いだったおかげで、全く触れてこなかった児童文学。
    子供の時に読めていれば良かった、と思ったところで戻れるわけでもない。
    今読んだからこそ分かる、名作と謳われる作品に触れることが出来て良かった。
    今年は今まで読んでこなかった、読むことを逃してきた作品に沢山触れていきたい。
    赤毛のアンは長いシリーズの作品なので、ゆっくりと追いかけていきたい。
    シリーズ最初の本書は、一人の孤児だった女の子の成長物語を穏やかに楽しめる一冊。
    年の始めにこの本を読んで良かった。

  • 赤毛のアンといえば子供の頃に見たアニメのイメージ。おでこの広い声の高いよく喋る女の子でしたが、本を読んで私の中のアンは変わりました。よく喋ってはおかしな失敗ばかりして、この世の終わりのように悲しんだりはするのですが、それだけでなく前向きな明るさや素晴らしい想像力を持った魅力的な女の子なんだと知りました。そしてなによりアヴォンリーの美しい自然にアン同様心を奪われました。アンのする事が可笑しくて笑えたり、子供の頃は気難しくて厳しいだけと感じていたマリラに共感もしました。アンの成長が眩しくて、希望に満ちる最後も素晴らしかったです。読んでいて楽しくてしかたなかった。村岡花子さんの訳はいつまでも色あせない輝きです。

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著者プロフィール

1874年、カナダ、プリンス・エドワード島に生まれる。幼い時に母と死別、祖父母に育てられ教師になる。『赤毛のアン』シリーズのほか、小説、短篇集を残し、世界中で多くの読者の心を捉えた。

「2022年 『赤毛のアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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