赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (529ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102113417

感想・レビュー・書評

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  • 昔はアン目線、今はマリラ目線。

  • シリーズ全作品読破しました。大きなイベントが起きるわけでもなく、あくまでアンの身の回りで起きる出来事が、感情豊かな彼女の心情を交えながら、三人称視点で語られていきます。アンが中学生くらいの年代から子供を持つ母親になるまでの半生が描かれていますが、後半は家族が戦争に巻き込まれていくなど前半の無邪気な展開とは異なり、どちらかというと読者も高学年以上を想定しているように思いました。

  • 還暦過ぎて初読。「読書会すみれ」さんでの課題本となったので読んでみました。もっと早く読めば良かったというのと、人生が終わる前に読めて良かったというのが印象。機会をくれた主催者さんに感謝します。

    舞台はカナダのプリンス・エドワード島のアボンリー村。そこに住むカスパート老兄妹に引き取られた孤児アン。アンが引き起こす小さな事件と人々との交流を描く本書は、コメディ、人情噺、若いロマンス、少女の5年間の成長を描く教養小説と多くの要素を含む傑作です。
    主人公アンも魅力的ですが、アンを巡る人々も魅力的。特に養母となるマリラとアンとのやりとりは時にスリリングであり、時に涙を誘います。

    アンの呟くひとことも印象的です。例えば、
    「マリラ、明日がまだ何ひとつ失敗をしない新しい日だと思うとうれしくない?」
    「なにかを待つってその楽しさの半分にあたるわ」
    「一生懸命にやって勝つことのつぎにいいことは、一生懸命にやって落ちることなのよ」

    “Anne Of Green Gables(緑の切妻屋根)”の原題を「赤毛のアン」という邦題にした村岡花子さんの邦訳も素晴らしく、全ての人に読んで欲しい名作。読み始めるのに遅すぎるということはありません。

  • はじめてモンゴメリさん
    アンは時代を超えてよかった
    背景はすこしぼやけているように感じる

  • 赤毛のアン(赤毛のアンシリーズ1)(新潮文庫)
    著作者:ルーシー・モード・モンゴメリ
    発行者:新潮社
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    facecollabo home Booklog
    https://facecollabo.jimdofree.com/
    何気ない日常での小さな「幸せ」を見出すヒントを与えてくれる大人になっても大切にしたい作品です。

  • アニメが好きで本も読んでみたいと思って読んだらアニメの映像を思い出しながら読めて楽しかった!

  •  『若草物語』『あしながおじさん』に並び、児童文学の中では貪るように読んだ本書。アメリカ・カナダマイベスト3。若草はエピソード、あしながは文体、『赤毛のアン』は素晴らしい自然描写が、私が感じる魅力。加えて、アンの想像力に富んだおしゃべりとおっちょこちょいな性格が、読者すべてを惹きつけ愛さずにはいられなくさせる。不器用だが優しいマシュウも幼少期から大好きだった。
     今回再読してみて、ギルバートの印象が一変。もっと手のつけられないイタズラ小僧のイメージだったのに、大した悪さはしていないし石版事件以降一貫してスマート。しかも一途に想い続けてくれていて誠実な青年。続編ではどんな人物なのか知らないが、ただただ株が上がった。昔は、男の子が好きな女の子をからかうことをちゃんと理解してなかったんだろうな。

  • 赤毛のアンという本の名前は、幼い頃から知っていたもののここまで私を夢中にさせるものだとは思わなかった。
    アンの目を通して語られる自然の美しさは、私の想像力を高めた。
    私は、彼女に似ているところがある。きっと、HSPであるだろう。常に感情を忘れることがなく、その分闇に溺れることもあるが、そんな自分を包む心を持っている。

  • 何度目かの読み返し。
    大人になって読み返すと、懐かしさと共に、マリラやマシュウに感情移入して、新しい感動があって良い。

  • 娘が出来たら読ませたい本

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著者プロフィール

1874年、カナダ、プリンス・エドワード島に生まれる。幼い時に母と死別、祖父母に育てられ教師になる。『赤毛のアン』シリーズのほか、小説、短篇集を残し、世界中で多くの読者の心を捉えた。

「2022年 『赤毛のアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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