三人姉妹

著者 :
  • 新潮社
3.07
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本棚登録 : 263
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103144311

感想・レビュー・書評

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  • 三人姉妹のそれぞれ自分勝手だったり一生懸命だったりゆるゆるだったりする日常を連作短編で綴った作品集。
    初めて読んだ作家さんなので、まずその口語体を多用した地の文章になれるのにちょっと時間がかかりました。リズムに乗れれば読みやすいし面白いんですが、ちょっと詰まると置いてけぼりにされる感じがしました。
    何かが起こって何かが決定的に変わるというような変化を期待していると肩透かしなお話になってしまいますが、この三人のちょっとゆるい、力の抜けたやりとりはそれなりに楽しめました。素直にほとばしる感情がなかなかリアルだなあと。同性としてたまに、ナルホドと思ったりもしました。

  • タイトルほど姉妹に集中した話でもなく
    姉たちと少し年が離れた末っ子が
    恋に悩んだり、姉や親の夫婦の問題に振り回されたり。

    基本日常の話なので、さほど長くもないのに中盤飽きちゃった。
    長姉の義妹のキャラが魅力的。
    彼女をもっと主軸に持ってきてもよかったのでは。

    【図書館・初読・8/16読了】

  • 文章の書き方が口語体で、あんま好きくない。

  • 2010.02.22. タイトルに惹かれて、チェックしておいた本。姉妹、兄弟が出てくる小説に惹かれるのよね。大島さんは久しぶりに読んだけど、文章があんまり好きじゃない。だら、だらと続けるのが。実際にいそうな三人姉妹でした。

  • 見合い結婚してこどもふたり生む長女と、バーのおにいさんに好かれてる次女と、ミニシアターでバイトする三女の話。読後感よい。

  • 2009.12.9

  • 2009.12.01

  • 姉っていうのは微妙なもんなのかもいないので わかりませんが

  • 三女の視点から見た三姉妹の話。特に派手な事件が起きるわけではないけど、当人にとってはそれは大事件。日常からそんな部分を切り取ったような。ゆるーいかんじがいい。意識してのことだと思うけど、文章が頭ん中でぐるぐると考えているようなかんじになっていて、そこがまたリアルで好き。

  • 軽い読み物。一気に読めました。
    普通の人の日常を切り取ったような、普通の、読みやすい話。

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著者プロフィール

1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し同年『宙の家』で単行本デビュー。『三人姉妹』は2009年上半期本の雑誌ベスト2、2011年10月より『ビターシュガー』がNHKにて連続ドラマ化、2012年『ピエタ』で本屋大賞第3位。主な著作に『水の繭』『チョコリエッタ』『やがて目覚めない朝が来る』『戦友の恋』『空に牡丹』『ツタよ、ツタ』など。2019年『妹背山婦女庭 魂結び』で直木賞を受賞。

「2021年 『モモコとうさぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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