- Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104669035
感想・レビュー・書評
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2014.8.20
(174P) -
お互い好き同士だと思っていてもそうじゃないことがある。
すれ違いと言うより転落して終わっていくのも、ありがちな感動で終わらせない生々しさも良かった。 -
群馬に住んでいたことがあるので ちょっと懐かしい。
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内容紹介
高崎で気ままな大学生活を送るヒデは、勝気な年上女性・額子に夢中だ。だが突然、結婚を決意した彼女に捨てられてしまう。何とか大学を卒業し就職するが、ヒデはいつしかアルコール依存症になり、周囲から孤立。一方、額子も不慮の事故で大怪我を負い、離婚を経験する。全てを喪失し絶望の果て、男女は再会する。長い歳月を経て、ようやく二人にも静謐な時間が流れはじめる。傑作恋愛長編。
内容(「BOOK」データベースより)
気ままな大学生と、強気な年上の女。かつての無邪気な恋人たちは、気づけばそれぞれに、取り返しのつかない喪失の中にいた。すべてを失い、行き場をなくした二人が見つけた、ふるえるような愛。生きること、愛することの、激しい痛み。そして官能的なまでの喜び―。絶望の果てに響く、愛しい愚か者たちの声を鮮烈に描き出す、待望の恋愛長篇。 -
女、吉田修一!車が好きみたい。
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導入部ちょっと分かり辛かったけど面白く読みました。
学生の彼と年上の女性って関係性はやっぱり男がお子ちゃまでどうしようもない感じになりますね。 -
別れた2人の行方は・・・
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いい話ではないが、人と人との縁を描いた面白い作品です。物語の最初の部分があまりにどぎつい性愛表現が続くのでこれはその関連の物語なのかなあといぶかしく思いながら読みすすめると、主人公が大きな大きな行き場のない思いを抱えてついにはアル中になっていくあたりから彼の人生の行方が不安になったりしてぐっと引き込まれていく。ほんとに馬鹿で救いがたい主人公だが、かれがアル中からたちあがり生き方を修正する中で彼をささえてくれる人が彼の過去巡り会ってきた人の中にいた。明るい話ではないが、終わり方がある意味ハッピーエンドなのでほっとした。そんな話です。4星でもいいくらいかな。
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たまたま雑誌で別の小説を勧めていてそれが無かったから同一作家ってだけで手に取ってみた。主人公が落ちていく様と関係の微妙な男女の関係ががありそうで無さそうな感じですっごく面白く、端々に出る群馬弁といいリア感が有り一気に読み切った。すべての関係が微妙に感じた。この作家さん、何冊か読んでみよっと♪