ばかもの

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 670
感想 : 169
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104669035

感想・レビュー・書評

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  • 絲山秋子さんって恋人とか夫婦とかの名前がついていない男女を書くのが本当にうまいと思う。

  • ページ数よりもボリュームを感じる。いい意味で。
    本当に文章切れてると思った。

  • 沖で待つ、の方が仕事や友情をからめた、悲しいけどテンポの良い優しい作品だったのに対し、この作品は結構救いがない。
    そして話が急すぎて現実味が乏しい。
    期待して読んだけど、ちょっとこのお話はあわなかったな。

  • 弱いものと弱いものが
    共存できるのかという話かな。

    二人とも不器用で切ない。
    でもただただいい話。

    友達の和解とかが書いて無くて、
    そこだけ知りたい。

  • 主人公が男性だが、作家が女性というだけあって下品や無神経な言葉もなく、読み易かった。

    文章は、スパスパといさぎよく書かれている文章を感じる。

    主人公がこころに閉まいつづけてきた女性との再会で、その変容ぶりに驚くのだが、その変容させぶりが卑怯かとも思った。

  • 友達にもらって読みました。導入部分、官能小説かと思って電車で読んでいて焦りました・・・。無個性な主人公が堕落していく描写は、「人間失格」ぽかったです。病んだ描写のリアルさは、経験していなければ出せないだろうし、著者の闇を昇華した物語という感じでした。

  • 糸山さんの本読んで、自分の経験通じてもあるけど…精神が荒れてるのって周りもつらいけど、何より本人もつらい。 ネユキがどうなったかが気になる…

  • 映画が見たい

    ぼろぼろになって、またより沿っていく

  • かっこいい

  • 数点読んだ絲山作品の中でも、これは好きな方だ。上位。冒頭の男女関係が凄まじかったのが、功を奏しているのではないだろうか。ラスト、木登りしたふたりにはどんな景色が広がっていたのだろうか。お似合いだよ、ふたり。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞を受賞しデビュー。「袋小路の男」で川端賞、『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、「沖で待つ」で芥川賞、『薄情』で谷崎賞を受賞。

「2023年 『ばかもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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