人は見た目が9割 (新潮新書 137)

著者 :
  • 新潮社
2.85
  • (84)
  • (282)
  • (1451)
  • (431)
  • (199)
本棚登録 : 5611
感想 : 835
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101373

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タイトルからは、あくまで【外見】の話かと思っていたのだが、本書は【言葉以外で表現される】ことの話であった。伝え方というのは、内容はもちろん大切なのだが、それ以外の所作が重要だと分かった。社会人としても、人としても気付かされることが多い一冊。

  • 「人は見た目が9割だから」
    と最近職場で自分が口にするけど、この本を読んだことなかったから読んでみた。
    この本で言う見た目というのは
    ノンバーバルなところで、いわゆる「見た目」とは少し違う。
    話す言葉の内容は7%。
    それ以前の顔の表情や声の質が93%。
    やはり第一印象は非常に重要。

    この本に関しては筆者が漫画と演劇を生業にしているから、細かい表情の出し方とかかいてあった。


    最後の方はふ~んくらいでわりと興味なかった。

    心理的距離とそのときの発する言葉、会話などの具体例があるとなおよしだった。

  • 人間がいかに外見から人を判断しているかを、筆者の本業である舞台と漫画の演出方法を題材に詳しく説明がされていく。

    会話以外のコミュニケーションを「ノンバーバル・コミュニケーション」というらしいが、結局この本ではそれが何かということをサラッと広く触れているだけで、具体的な何かを手にいれられる訳ではなかったのが残念だ。

    むしろ、日本が世界に誇るマンガの表現力の凄さに驚いた。

    また、マナーが計算しつくされた行動理念であることも驚きだ。これはもう少し別の書籍で探求してみたい。

    さらに日本人は無口なおしゃべりと題して、様々なノンバーバル・コミュニケーションを使って自分を表現する方法に触れているが、これについては「日本人の表現心理」という本の中で纏められているらしいので、これも読んでみよう。

    語らぬ:相手にわからせるのではなく相手を察する
    わからせぬ:自分から相手を説得ようとしない
    いたわる:相手の気持ちを考え直接的な表現を控える
    ひかえる:強い自己主張はしない
    修める:一つの道を極めようとする
    さささやかな:細かい部品や物、行動を愛する
    流れる:諸行無常
    まかせる:相手に判断を任せる

  • コミュニケーションにおいて言語が伝える情報は少ないという研究結果を主題に関連した研究や言説を演出なども手掛ける作者の経験を織り交ぜ詰め合わせた本。各エピソードは面白いけど、体系的に纏められておらず学びは少ない。

  • この本の中では、沈黙の必要性についてが1番印象に残りました。『 何も情報を伝えない時間が「通じ合えるきっかけ」をつくる』という考えが素敵だと思ったからです。沈黙は酷く辛いものにもなりますが、心地よいものにもなり得ます。話すことが相手と関わるにつれ億劫になってしまう私は、沈黙を心地良い時間にしたいといつも思っています。それがどれだけ難しいかも知っています。沈黙が苦痛に感じなくなったら、その相手とは長い付き合いにできるのかなと思います。上辺の関係は嫌なのに適当に会話をしてしまうので、沈黙を大切にして、よく考えて会話したいです。
    具体的な解決案が知れる本という訳ではないのでおすすめしたいという訳では無いのですが、色々自分を考えるきっかけになったので、それもいいのかなと思いました。

  • 著者も指摘しているが「見た目」という言葉が、一人歩きをして、
    単純に外見だったり、表層的な意味で使われるようになった。

    見た目が良いとは、ぶしつけな言い方でいうと、
    イケメンであったり美人であったりと外見が良い事の意味として使われている。

    本当は、ノンバーバルコミュニケーション(非言語)の重要性を説く上で使われていたのにかかわらず、、、
    皮肉な結果だと思う。

    また社会的に見た目が悪い人が、損をするという言説まで、飛び出すようになった。
    美人と年収とか、体重と社会的成功とか。。。見た目至上主義の勢いは凄い。

    見た目を良くする上で、つまり自分が他者に対して、表情、しぐさ、声、間といった、
    言葉ではないもので表現をする上で、非常にたくさんのヒントがあると思う。

    プレゼンにも応用できるような知見も、含まれていると思う。
    例えば腹式呼吸一つできるようになるだけど、発声が全然違い、
    声の通りが格段に良くなる。
    これだけで、意図していることが伝わる確率が高まる。

  • 服飾の本かと思ったらσ^_^;
    ノンバーバルコミュニケーションが占める割合は言葉の占める割合に比較して圧倒的に高いというものです。
    確かに言葉は伝達手段なんですけど目は口ほどに物を言うって

    まあ非言語をうまく使いこなせないと仕事もうまくいかないので。
    まあ使うように努力してますσ^_^;

  • 職場で話題になったため、相当昔の本だが読んでみようと思い古本屋で購入。

    聞いたことあるような話ばかり。
    10年前には、新鮮な話題だったのだろうか。
    新書は、やはり売れている時に読むべきだと思った。

  • 見た目と仕草も含む。

    聞いたことはあるものがならぶが、実際には身についていないことを自覚する。

    嘘を見抜く力が、社会的な地位の低さから身についた技であるというのは知らなかった。

  • これは為になる。実践してみたい。

全835件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1956年 福岡県生まれ。横浜国立大学教育学部心理学科卒。一般社団法人演劇集団ワンダーランドを主宰。宝塚大学東京メデイア芸術学部教授。劇作家・演出家として活躍する一方、さいふうめい名義で漫画『哲也 雀鬼と呼ばれた男』の原案を担当し、講談社漫画賞を受賞。著書はベストセラーとなった『人は見た目が9割』など多数。

「2022年 『マスク時代リモート時代の《新》コミュニケーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹内一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×