人は見た目が9割 (新潮新書 137)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101373

感想・レビュー・書評

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  • 10年前にベストセラーになったと記憶。非言語コミュニケーションの本を読むのは2冊目ですが、この分野だとこの本が一番有名かもしれません。

    『哲也』の原作者という肩書故か、どっちかと言えば漫画のハウツーですごく参考になりました。ついで演劇のハウツーとして参考になり、非言語コミュニケーションの知識に関しては、「漫画と演劇はノンバーバルの知恵が生かされてるんだぜ!」以上にはあまり勉強出来なかった。もちろん、マナーだとかトイレの距離(パーソナルスペース)等漫画と演劇以外の話題もありますが、話の分量からしても、漫画と演劇をつぶさに眺めれば非言語コミュニケーションが分かる、ということになるんじゃないでしょうか。入門としては、非常に良い取っ掛かりだと思います。

    「何たる偶然」ゲームは、ちょっとやってみたいと思う。

  • 就職活動とかで役に立ちそうですね。

  • 舞台演出家で漫画家でもある著者が、表情など外見の印象が与える偏見やステレオタイプ、ノンバーバルコミュニケーションについて書いた本。
    各章が独立していて読みやすかったので、雑学として楽しめた。著者の感想や考察などが多いので、流しながら読むのがちょうど良かった。

  • 結局見た目がいいやつが得するみたいな表現でタイトルが使われている感じがする
    内容としては心理学的な話が中心なのでタイトルが一人歩きしてる感がある

    演劇に携わる方からの視点で所作について語られていたのが面白かった
    論文等の裏付けはなかったが狙った印象を与えるにはどうすればよいかの話はよかった

  • タイトルはインパクトがあるが、内容は薄い。

    アメリカと日本のノンバーバルコミュニケーションの違い、色が与える影響(寒色のイメージなど)、人の表情を読み取るなど。

    どれも常識的に知っている内容ばかりであった。またたびたび漫画を用いて説明しているが、ほんと?と疑いたくなる内容

  • 竹内一郎(1956年~)氏は、横浜国大教育学部卒、九州大谷短期大学助教授等を経て、宝塚大学教授。劇作家、演出家、評論家。「さいふうめい」名義で、漫画原作者、ギャンブル評論家としても活動。阿佐田哲也に私淑している。
    私は新書を含むノンフィクションを好んで読み、興味のある新刊はその時点で入手するようにしているが、今般、過去に評判になった新書で未読のものを、新・古書店でまとめて入手して読んでおり、本書はその中の一冊である。(本書は2005年出版)
    本書は、著者の劇作家や演出家、漫画原作者としての経験を活かして、「ノンバーバル(非言語)・コミュニケーション」全般について書かれたものである。
    「人は見た目が9割」というタイトルは、米国の心理学者アルバート・マレービアンが行った、「人が他人から受けとる情報(感情や態度など)の割合」は、顔の表情55%/声の質(高低)・大きさ・テンポ38%/話す言葉の内容7%、という実験結果である“マレービアンの法則”に基づき、「「言葉以外の情報」すべてをひっくるめて、「見た目」と捉えて」つけられたものと書かれている。
    また、この法則はしばしば、「見た目が一番重要」又は「話の内容よりも喋り方のテクニックが重要」という俗流の解釈が為され、自己啓発や面接対策のセミナー等で引用されるのだが、この実験は、感情や態度を示すコミュニケーションにおいて、メッセージの送り手がどちらとも取れるメッセージを送った場合、メッセージの受け手は何を重視するか、を調べたものに過ぎず、(単に事実のみを伝えること等を含む)コミュニケーション全般において、この法則を適用するのは、極めてミスリードとされている。(本書には、このあたりの説明はない)
    目次は以下であるが、個人的には、紹介されている事例を含めて、印象に残った内容は(残念ながら)ほとんどなかった。
    第1話:人は見た目で判断する 第2話:仕草の法則 第3話:女の噓が見破れない理由 第4話:マンガの伝達力 第5話:日本人は無口なおしゃべり 第6話:色と匂いに出でにけり 第7話:良い間、悪い間、抜けてる間、第8話:トイレの距離、恋愛の距離、第9話:舞台は人生だ 第10話:行儀作法もメッセージ 第11話:顔色をうかがおう
    ただ、著者も書いているように、日本人が、欧米人と比べて、コミュニケーションにおける言葉以外の部分を軽視し過ぎていることは事実ではあるので(政治家のコミュニケーション能力の低さは、言葉の貧困さを含めて、その象徴である)、上記のようなタイトルの問題等を認識した上で、読まれるべき一冊だろう。
    (2022年7月了)

  • まずタイトルと中身が合っていない
    それは当たり前では…という内容が多く
    新たな発見や知識がなかった

  • #2824-119

  • audible聴き放題にて

    ペルソナが重要って事ね

  • タイトルから外見がどこまで人の印象に影響を及ぼすかについて学べるかと思って本著を手に取ったのですが、言葉から受け取る情報が1割に満たないのでその他の要素が9割方占めていると言う趣旨の文章でした。見た目に関する話はあまりなく、幅広くノンバーバルなコミュニケーションを取り上げているのですが、小見出しで短くバラバラな内容を扱っているので主張があまり入ってこなかった部分が散見されました。

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著者プロフィール

1956年 福岡県生まれ。横浜国立大学教育学部心理学科卒。一般社団法人演劇集団ワンダーランドを主宰。宝塚大学東京メデイア芸術学部教授。劇作家・演出家として活躍する一方、さいふうめい名義で漫画『哲也 雀鬼と呼ばれた男』の原案を担当し、講談社漫画賞を受賞。著書はベストセラーとなった『人は見た目が9割』など多数。

「2022年 『マスク時代リモート時代の《新》コミュニケーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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