人は見た目が9割 (新潮新書 137)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101373

感想・レビュー・書評

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  • この本を読むまで、見た目より中身で勝負と思っていましたが、完全に意識を変えられました。僕が毎日ネクタイをするようになったのはこの本のえいきょうです。若いサラリーマンに是非読んで欲しい一冊

  • 演出の活用のヒントが得られる一冊。
    行動の背景にある心理が興味深かったです。
    今後の人間観察の参考にしようと思います。

  • くだらない本だと思います。15分で読めます。

  • 所作や話し方の与える印象についての本

  • 人間の情報伝達は、言葉だけではなくノンバーバルなコミュ二ケーションの方が重要だと改めて再確認させられた。
    非言語コミュニケーションの入門としては良書だと思う。

  • 人は、言葉よりも言葉以外のノンバーバルコミュニケーションをよく見てる。当たり前だけど、改めて解説されるとなるほどなーって思った

    漫画の表現についても、色々工夫されてるんだなって知れて面白かったです

  • 本書は、言葉によらないコミュニケーション(非言語コミュニケーション)について著者が考察したものであり、他人からどう見えているか的な内容になっている
    「だからどうする」的なハウツー的なものではなく、役に立つかというとけっこう微妙

    そもそも本書の根幹をなす「人が他人から受け取る情報の割合」についての論文について、発表年も原文タイトルもまったくない
    参考文献にも記載がなく、引用として著しく不十分
    なお、この論文によれば、人が他人から受けえとる情報の割合については、
    ・見た目・身だしなみ、仕草・表情:55%
    ・声の質、大きさ、テンポ:38%
    ・話す言葉の内容:7%
    だそうで、非言語コミュニケーションとしては確かに9割なのだが、タイトルの「見た目」だけでいうと5割なので、ちょっと誇張が過ぎるかな
    まあ「新書はタイトルが9割、中身はいらない」なのだろう

  • 【あらすじ】
    喋りはうまいのに信用できない人と、無口でも説得力にあふれた人の差はどこにあるのか。女性の嘘を見破りにくい理由とは何か。
    すべてを左右しているのは「見た目」だった!顔つき、仕草、目つき、匂い、色、温度、距離等々、私たちを取り巻く言葉以外の膨大な情報が持つ意味を考える。
    心理学、社会学からマンガ、演劇まであらゆるジャンルの知識を駆使した「日本人のための非言語コミュニケーション」入門。

  • センセーショナルな題名だけど、中身は深く考察され分類されていて、学問的にもちゃんと?してそう。
    読んでよかった。

  • 街を歩いて見かける子供の表情は実に表現力豊かで見ていて面白い。エレベータのような狭い空間でベビーカーに乗ってる赤ちゃんと目が合ったら、こちらは兎に角わかりやすく変顔をしてみせたりする。大抵の赤ちゃんはびっくりした顔で目を逸らす。恐らく「見慣れない異質なモノ」として若干の恐怖と共に、これ以上見ててはいけないと言う本能的な安全策が取られたのではないか。それを見ているのが楽しい。
    一般的に親は幼い子供に対して、ややオーバーな表情で相対する。本当は幼い子でも、微妙な表情の変化にもある程度察したり気づけるだろうが、先ずは大袈裟に身振り手振りを加えて表情を教えることで、将来大きくなった際に社会でうまく生きられる術の一つになっていくのだろう。身振りと言えば、親が拳を握りしめて勢いよく頭上に上げると、咄嗟に首をかがめてしまう。小さい頃は親もよく殴ってきた。
    本書はタイトルから、見た目の格好良さで人生が決まってしまうのかと、少し諦め気味にページをめくってみたところ、コミュニケーションにおけるノンバーバル・メッセージの大切さについて詳しく説明している。ビジネスでも必ず第一印象で商談の行方が決まると言われるほど、口煩く研修で聞いてきたが、確かに見た目は重要な要素であると仕事の中で多く感じる。最近はウェブミーティングで顔出し禁止なんて会社もあるが、その様な会社に対してはこちらも顔出ししない。よく考えると、お互いに話に興味があるのか無いのか、表情から汲み取ることが出来ないので、話す側にはかなりの緊張感がある。挨拶程度の軽い内容ならまだしも、重要なプロジェクトの会議だと、今までなら報告主の話し方や表情、体の向きなどをみていれば、進捗が思わしくないんだなと気づけた。最近はそうしたものも無いから、兎に角報告の言葉から全てを察するしか無い。報告される側も精神的にかなり疲れる時代になった。
    本書を読めばそうした表情や声色、体の向き、化粧や服装などから人の心理的な状態を知る事ができ、コミュニケーションの中でも役立つ事を理解できる。また、日本の代表的文化である漫画はその様な主人公や脇役の配置、表情、ひいては吹き出しの文字の置き方からコマ割りまで、充分に考えられた好例として多数挙げて説明している。生憎、殆ど漫画やテレビを見ずに育った自分からすると、もう少し読んでおけば自分の表現力もマシになり、仕事も上手くいったかなと後悔する。
    とは言え、本書の「見た目」は結果的に幅広い分野での意思疎通に関する活用方法にまで及ぶので、読み終わった後の充実感が高い。読み終わった後に街へ出ると、今まで以上に人間観察をしてしまいそうだ。個人的にはチームミーティングや1on1でも活かせるものなので、読んだ事を秘密にしておきたいくらいだ(レビュー書いてる時点でムリ)。
    また、現代社会は表現の自由と個性の尊重が一際重視される時代に入っている。女性は良い意味で誰を見ても韓国風に見えてくるし、LOFTに溢れる男性用化粧品の広告に映っている男性グループなどは、何度目を凝らしても見分けが全くつかない。最近人の名前を覚える事が苦になってきたが、脳の老化に加え、こうした見た目の統一性にも起因している様に思える。個性を大事にしろと言いながら、没個性に向かう社会。海外を旅したり洋画を観て眺める外国人が皆同じ(ような)顔に見える様に、日本国内を歩いていても同じに見えてしまう時代が来た。益々、見た目の重要度は上がっているのかもしれない。

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著者プロフィール

1956年 福岡県生まれ。横浜国立大学教育学部心理学科卒。一般社団法人演劇集団ワンダーランドを主宰。宝塚大学東京メデイア芸術学部教授。劇作家・演出家として活躍する一方、さいふうめい名義で漫画『哲也 雀鬼と呼ばれた男』の原案を担当し、講談社漫画賞を受賞。著書はベストセラーとなった『人は見た目が9割』など多数。

「2022年 『マスク時代リモート時代の《新》コミュニケーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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