科学者という仕事: 独創性はどのように生まれるか (中公新書 1843)
- 中央公論新社 (2006年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121018434
感想・レビュー・書評
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科学者という仕事は何か?
科学者達はどのように仕事をすすめているのか?
過去の科学者達の話。
この本は分厚い内容だと、思う。引用、引用文献共に沢山出てくる。
でも、かいつまんで有名な科学者達の苦労や栄光、リアルなぶつかった話が書いてあって面白かった。
ニュートンの虹の話は興味深い。
終盤のK・ローレンツの話は印象的。
著者は言う。
「科学が社会に開かれたものとして受け入れられるようになるには、市民一人一人が科学技術の価値や脅威を正しく受けとめて、良識に従って判断をする必要がある。
科学研究者だけでなく市民もまた科学の進歩を支える人達なのである。
その意味で、研究者と市民の対話がとても大切になっている。」
僕も科学の事は全然分からないけど、現代に生きる者として、様々な科学によって生まれた製品に日々囲まれている生活をしている者として、少しでも理解したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大崎Lib
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科学とは何か、研究とは何か、研究と教育の違いとは何かなど、研究者が直面する様々なトピックが網羅されている。各章にはアインシュタイン、ニュートンら偉大な科学者の言葉やエピソードが豊富に盛り込まれており、これが本書独特の臨場感を生んでいる。筆者の生き生きとした語りを通じて「科学者という仕事」を垣間見ることができる好著だ。社会科学に関心を有する人にも薦めたい一冊。
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個人的にはとくに新しい発見はなかったが、研究する人たちの姿勢を知ることができる良書なので学生にはぜひ読んで欲しいと思う。
一つ気になったのが、研究者を職業とすることについて、p15の「よほど贅沢な暮らしがしたいのでなければ、食べていけることだけは間違いない。」というところ。ポスドク問題のことが言及されていないが「よほど贅沢な暮らし」とはどれくらいないのことを言っているのだろう? -
進路支援図書「はたらく人びと」
2010/12/27更新 051号 紹介図書
http://www.nvlu.ac.jp/library/workers/workers-051.html/ -
4章までは5章からはちょっと説教じみてきて面白味がなくなった。ただ、各章のはじめにある偉人の紹介は全て面白かった。
企業の研究者として、改めて気持ちを整理するにはちょうどいいかも。 -
研究というもの、研究者というもの、について、いろんなトピックで綴っていく。よくいえば多面的、悪くいえば支離滅裂な文体。
何かを主張しようとしているというよりは、先人たちの言葉をたくさん並べようとしているだけに見えて(=参考文献を増やすことが目的化しているようにさえみえて)そこのところは若干不満。
また「科学」を「社会性なきもの」ととらえているようにみえる点も、少々気に食わない。
とはいえ、「創造と模倣」論や、「孤独」「脳」「研究室」の話など、関心を引く話題もちらほら。 -
2013年度【請求記号】402//S【資料ID】91060769【配置場所】工大君に薦める
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先人たちの残した言葉を紹介しながら、科学者とは何なのかを教えてくれます。
志學館大学 : てんとう虫先人たちの残した言葉を紹介しながら、科学者とは何なのかを教えてくれます。
志學館大学 : てんとう虫2013/11/08
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ふーん、って感じだった。。