世界史 上 (中公文庫 マ 10-3)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (457ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122049666

感想・レビュー・書評

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  • 四十年近く読み続けられているマクニールの「世界史」。他の世界史のテキストと比べると覚える単語などはあまり出てこないが翻訳によくある独特の言い回しが多少読みづらい面も。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou28501.html

  • 感想は下巻読了後

  • 噂とおり、世界史を横断的に理解するにはわかりやすい一冊。
    かなりのボリュームで読むのは大変だが、文化、宗教などいろんな観点で述べられていて興味深い。
    そんな世界観で述べられていているが、結構日本についても記載されていて、昔から実はグローバル社会が確立されていたように再確認できる

  • 5000年前、中東にコスモポリタンな文明が生じた。
    そこから派生するかのように周辺部、ギリシャ、エジプト、中国に文明が発生した。そこの影響を受けるように周辺部の文明が勃興する。
    15世紀まで世界の文明は同程度の文明であり、突出したものは現れなかった。しかし、西欧ではルネサンスに向けて躍進の兆候が表れる。皮肉にも十字軍の後に。

  • 12/3/22
    帰宅後うたた寝してしまい、こんな時間に目が覚めてしまったので、つらつらと。

    勧めた本を読んでくれて、「読んでるよ〜」と言ってくれるのはとても嬉しいですねぇ。

    中公文庫の「世界史」上巻を3/4ほど読み終える。ヒット中らしいですが、確かに細かい話ではなくて、歴史の潮流を感じさせてくれるのがイイですね。世界史は少々疎かったので、これで復習

  • この本読んで、世界史って真面目にまともにやってこなかったんだなぁと実感した。また同時に人間って昔から変わらないのね、同じことの繰り返しで、とも感じた。
    ものすごく中味の濃い本で読みきるのに約半月かかってしまった。大変だったけど面白かったので下巻に挑戦してみようと思う。

  • 四大文明が生まれ、成長するさま。文字はバビロニアで発明され「全ての文字はその嗣子である」民主主義発祥のギリシャでは「世界を支配するのは気まぐれな神ではなく単純な自然科学の法則が存在する」/なんと言ってもマホメットほど世界史に影響を与えた個人はない、一つの奇跡も起こさず弁舌と言動だけで。聖典コーラン朗誦により中東はアラビア語にほぼ統一/蛮族が抗争を繰り返したヨーロッパはキリスト教化し種々の発明で森林地帯を農地化。皇帝がローマ教皇と相互利用…海路開発により日用品も貿易されるようになると莫大な利益で商人が台頭
    編集

  • 難解な内容であると思うけど、基本的には四大文明を軸に文明の勃興と周辺文明への影響を時系列順に順番に解説している。
    まず初めはメソポタミア文明の勃興から始まり、ギリシャ文明、インダス文明、中華文明への影響と変化、さらにはその変化が各文明の周縁文明へ与えた影響といった内容だと思う。
    中々に面白かった。
    [more]
    ヨーロッパ文明がうまく近代化でき、と中華文明がうまく近代化できなかった理由を文明の安定度で説明しているのは面白かった。
    中華文明が安定しているがために近代化できなかったというのは、なんというか世の中の難しさの一端を感じる内容だった。

  • 上下巻の例によって下巻で感想をかこうとすると忘れそうなので上のみでの感想
    日本の高校進学率から世界史はある程度日本人の常識であるはずだが
    他の「高等教育」と同じく使わない知識は興味の程度こそあれ忘れられるものである
    ちょうどなぜか山川出版社の世界史教科書が手元のあったので
    (勝手に弟のを持ってきた(すまぬ…すまぬ…(←二回うちでない あとAA略)))
    (あと自分のは高校で世界史の授業がなかったので(上の文章と早速矛盾)ない)
    上巻の分だけ読み比べてみたのだが
    あたりまえというべきか
    古い時代であるほど解釈分化が少ないことにもよるが
    事実関係の見方にそれほど違いはない
    もちろんテストの主題元として公器たる(自称)新聞が自称するのとは違う次元で
    教科書の最適化されているのは大きな違いだが
    同じ「世界史教材」でも読み物として
    (興味を持って読んでいる現在の私がだが)面白く感じるのは当然
    ごく単純に扱っている年代ごとの量のおよそを比較すると
    紀元前500年まで 160p 30p
    紀元1500年まで 250p 120p
    (前者:本書 後者:山川出版社 1996年発行 「詳細世界史」)
    この違いは事実の量に重きを置くかとそこから歴史を文明という流れで読み解く性格により
    質の高低とは無関係で
    文明の興亡があるとして事実の関係を自在に組み立てて
    歴史の一段面を描いている読み物のほうがそれは楽しいのだが
    事実の無味乾燥な羅列もまた正しく歴史ではある
    SFなどの過去改変ものでなくとも歴史のIFにおいて
    なぜ産業革命は18世紀のイギリスで起こったのか
    なぜ10進法や鐙に代表される道具の発展活用に何千年も要したのかなどは
    なんど顧みても大きな謎で
    芸術分野における価値と共に
    宗教という自ら生み出した自らへの教えなくしては前に進めない
    人間の賢さと愚かさというだけでは納得しがたい魅力ある不思議である

  • 面白かった
    中学高校は日本史選択してたから、ほとんど初めての世界史。本当に何も知らなくてごめんなさい。

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