ポアロ登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300516

感想・レビュー・書評

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  • ポアロの短編集。イギリス人の名前に不慣れである(例えば、名前と愛称の対応関係が頭に残らない)ことが大きいのだけれども、人物関係を把握するのに毎話毎話少々時間がかかって大変だった。しかし、それを差し引いても、全般的に短くトリックをうまく仕掛けていると思う。ポアロがヘイスティング大尉をひたすら馬鹿にするのが読みたければ。

  • 2021年 49冊目 

    短編なのにどんでん返しとかあって読み応えあり。通勤や仕事昼休みにうってつけの気軽なミステリ。

  • エルキュール・ポアロシリーズ#3。短編集。

    短編を続けて読んでいると「トリックパターン」が見えてくる(笑)。いわゆる「狂言回し」が必要なんだろうけど、相棒のヘイスティングズ邪魔くさい。

  • 2019/05/11読了

  • ポアロ&ヘイスティングズの活躍がたっぷり!

    短編集なので、謎があっけないというか、それで解決しているのか、やや唐突に感じるものもある。しかし、ポアロとヘイスティングズのコンビの会話が楽しい。かなりの割合で美人の依頼人が来るのもお約束。国家に関わる重要な話もあり、バラエティパックのように楽しめる。

    「〈西洋の星〉盗難事件」ダイヤモンドが予告上通りに盗まれた。言われてみれば納得の事件。美しい女性に優しく、ややミーハーなヘイスティングズというキャラクターがよく出ている。14編の中でも印象に残ったのをいくつか。

    「百万ドル債券盗難事件」債券が船で運ばれる間に盗まれ売りさばかれた。ポアロの推理に、そんな情報出てなかった、と思うけど、発表当時は常識だったのかもしれない。

    「エジプト墳墓の謎」クリスティー大好きエジプトの話。呪いのようなオカルトをポアロが信じるのかと思いきや。犯人はなんとなくわかる、たぶんポアロがいつもと違う場所で活躍するのを楽しむ旅ミステリ。

    「首相誘拐事件」イギリス首相が行方不明、このままではヨーロッパの危機。こういう設定がイギリスっぽい。それはともかく、ポアロの灰色の脳細胞は、現場に行かなくてもちゃんと事件を解決するという話。行ってしまったけど。

    「ミスタ・ダヴンハイムの失踪」ジャップ警部から聞いた事件を推理するポアロ。このジャップ警部も、ホームズものに出てくるレストレード警部のポジションで、ホームズが好きだというクリスティーを感じる。3人の仲良しな感じがいい。

    「チョコレートの箱」ポアロが過去の失敗を語る。この終わりの、調子に乗ったら「○○」と言ってくれ、というパターン、ホームズにもなかったかな。バークリーの「毒入りチョコレート事件」をも彷彿とさせる。結局、推理というのは、一番もっともらしい推測だということ。この話が一番好き。

  • ヘイスティングが良いキャラクター!「この人がいない物語はさみしい」というのはわかる気がする。凡人の感覚があるからポアロの灰色の脳細胞が際立つし、イラっとする自慢話にも「まぁまぁ、そうカリカリしないで」と慰められる。12編の短編が収録されているなんて、とってもお得な一冊だった。

  • ポアロもの第一短編集。ホームズパスティーシュを読んでいるような錯覚を覚えた。語り手は全編ヘイスティングスというのが嬉しい。依頼人から人払いを頼まれた時に、ポアロはヘイスティングスなら同席しても大丈夫だと請け合う。なぜなら「才能に満ちているとは申しませんが、口の堅さは私が保障いたします」(「首相誘拐事件」)という具合に、ポアロの愛情あるディスりが微笑ましい。病気による突然死とされた事件を保険会社の依頼で調べる「マースドン荘の悲劇」、ポアロがベルギー警察時代の苦い経験を語る「チョコレートの箱」が面白かった(1924)

  • 短編だからあっさり解決しちゃうけれど、
    ポアロのユーモアをしっかり味わうことができて満足!
    ヘイスティングスと良いコンビやしね

    「チョコレートの箱!」

  • ポアロ短編集。短編なので、事件がすぐに解決して飽きることなく読めます。名前とキャラクターが覚えられない私にはピッタリかも(笑)。『安アパート事件』が面白かったです。

  • 初めて読んだアガサ・クリスティ。名探偵ポアロシリーズの短編集。何話か意味がわからないのもあったけど、好きだったのは執事が主人を殺して料理を全部たいらげるけどライス・スフレだけ入らなかったから殺人がバレるやつ。

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