ゼロ時間へ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300820

感想・レビュー・書評

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  • カミーラ・トレシリアンの屋敷に集まった人々。カミーラの管理する遺産を相続するネヴィル・ストレンジと妻のケイ、ネヴィルの前妻オードリー、ケイの友人デッドなど。弁護士トレーヴが語る少年の犯罪。その夜ホテルに帰ったトレーヴの死。故障していないエレベーターに張られた「故障中」の張り紙。ケイと離婚しオードリーと再婚したいと願うネヴィル。ネヴィルとカミーラの口論。翌朝発見されたカミーラの遺体。ネヴィルの指紋のついたゴルフクラブ。同じ日に自殺をはかり助けられたマクワーター氏。バトル警視と甥のリーチ警部の捜査。なぜかポアロを思い出すバトル警視。逮捕されたネヴィル。ネヴィルに仕掛けられた罠。犯人はオードリーと指摘するバトル警視。自殺をはかる女性を助けたマクワーター。自身の自殺未遂の夜に彼が目撃したもの。濡れたヒモ。

  • 全体を読み終えると、この小説の異質さがわかる。
    それは画期的で上質ではあるし、名作と称賛する人が多いのも理解できるけど、本格ミステリとしてはちょっと食い足りない感じだなあ。

  • なかなか事件が起きなくてどうなるんだろうと思いながらも先が気になって一気に読んだ。
    どんでん返し続きと伏線が繋がっていくのは好きな作りなので、これまで読んだアガサ・クリスティー作品の中でもいちばん読み応えがあって面白かった。

  • 書かれた時代を考えると、すごく斬新な犯人。
    最後の恋愛の結末は、ちょっと唐突に感じた。

  • バトル警視が探偵役をつとめる作品でした。
    海辺の館で老婦人が殺害されます。しかし、事件そのものはその何ヶ月も前から始まっていたのでした。
    この作品は、とにかくその構成の見事さに驚かされました。いっけん無関係に見えたエピソードが、きちんと後から意味を持ってくるのが爽快でした。

  • 誰が誰を恨んでいたのか。予想外の過去。

  • 140304-140311

  • これはすごい!
    いろんな伏線があり、ちゃんと最後には全部回収される。
    あ、全部じゃないかも?(笑
    でも結末に向かって突き進んでいくスリリングさがたまらない。

    バトル警視もやっと(笑)大活躍!
    しかも本文の中にポワロと既知みたいな表現もあって、こう言うお遊びもあるところがクリスティの大好きなところ^^

    ここにはいないポワロが、ある意味では解決に導いてくれると言う私にはたまらない展開でした。

    安心感があり、優しい牛の目をしたバトル警視も、もっと活躍して欲しかったな...
    ポワロとのコラボも見たかったな...
    (ってマープルの時も書いたような)

    最後のまとめ方は少し唐突すぎる気もしましたが、
    女性週刊誌を見てるようなシーンもあったり、
    ぜひ一読して欲しい作品です♪

    だからクリスティはやめられないんだなぁ...

  • こ、これは…
    完敗だ!!!

    前半は三角関係のとってもドロドロとしたお話しでしたが、それが後半のあれやこれやに繋がって……
    そういうことだったのね!という結末。
    最後の30ページまで犯人の予想がつかなかった。。
    これはもう1回そのうち読みたい。

    人間、ただそこに生きて存在するだけでも意味がある。

  • 人間とは解らない生き物だと怖くなる。さすがクリスティー女史。
    読みごたえのある作品である。

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