あなたを天才にするスマートノート

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163735702

感想・レビュー・書評

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  • 日常に行き詰まるか、マンネリを感じている人ならば、読んで損はないと思う。世に氾濫するノート術の本が、業務の効率を目指しているのなら、本書は少し違ったノート術の本。以前読んだ「ひとり会議の教科書」(山崎拓巳)をルーティン化したような本だろう。「天才」を論理的思考が出来て、発想力があり、プレゼント能力のある面白い人とし、そうなるためには毎日どんなノートをつけるかを説明する。右側に論理的な事柄を書き、左側につっこみ、なるべく面白いことを毎日書き、他人に内容を話し、SNSを使って発表を続けていけば、いつかは脳内リンクがつながり、天才になれるという。天才になれるかどうかはわからないが、自己との対話のきっかけにはなると思う。現在、自我流のスマートノートを作っているが、けっこう楽しい。ただ、岡田氏の文章の書き方が若干寒く、★をひとつ減らした。

  • ネタバレ

    ◆天才の定義
    •表現力 •論理力 •発想力を持つひと。
    二つ持てれば、成功は可能。
    これらが無いと、〝使用人〟としての価値が上がるだけ(皮肉)

    この本の目的は、上記3点を高める方法の提案。

    ◆ダイエットで重要なのは、
    〝痩せる方法〟では無く、
    〝続ける方法〟である。続けられる意志のある人は、そもそも太らない。

    ◆ノートで鬱軽減
    鬱→動けない→一日を無駄に→無限ループ。鬱になると、ケンカっぱやく。
    本人は事後にしか気付かない。
    〝落ち込むのは構わない、でも落ち込みをこじらせない〟
    〝同じ悩みをグルグル繰り返すことが、最大の問題点(カーネギーの自殺話)→悩みを書き上げると意外に大したことないと気付く。


    ◆各フェーズの定義
    ①5行日記
    毎日、5つの実施したことを書く。
    ノートに手書きがオススメ。キーボードで打ち込むのは、脳に効果的でない。考えや発想は手書きがベスト。
    ②行動採点
    5行日記の行動を採点する。
    →結果、点数の低いことを避ける。
    ③毎日1見開き(1日1課題)
    上下左右に考える。
     -1- なぜ?(下方向に掘り下げる)
     -2- ということは?(上方向に)
    -3- 時間をさかのぼる(左方向)過去の同等パターン
    -4- 類似と連想(右方向)似たものを探す
    -5- 私はいま、こう考える(自分だけの感情)

    面白い⇒
     -1-具体的な失敗談
     -2-的確な例え話
     -3-要するに抽象化(一言)
     -4-ギャグ
     -5-イラスト
     -6-キャラ化
    ④見せてお話
     -1-セルフカウンセリング
    "無意識"部分と"記録と採点"を通じてコミュニケーション
     -2-セルフマネジメント
    感じ⇒考え⇒推理⇒仮説⇒責任⇒行動
     -3-コミュニケーション
    右ページに相手の意見・考えを箇条書き(自分の意見は禁止)
    左ページに、右ページの内容を一緒に掘り下げる。
    ⑤臨界突破
    分かる瞬間がやってくる。脳から収穫する。
    脳は”工業”ではなく、”農業”である。収穫できない時期も
    必ずあるが、ノートを続けることで、土壌は良くなり、いつか
    必ず実る日がやってくる。その繰り返し。
    ⑥知識→教養→見解
    知識...情報を個人フィルターで取り込む状態
    人格...取り込んだ知識をどう解釈するか
    教養...脳内でパースペクティブがつけられた知識の塊
    プラス
    立場...誰が言っている意見か
    判断...主体的な決断(批評ではなく、具体的な意思や覚悟)
    考えている途中でOK。
    ⑦世に出る
    現実世界・電脳世界・脳内世界
    世界に関わろうとする意志・世界に対する責任感

    ◆師匠を決める
    ・師匠を全て信じる、受け入れる、全部写す。
    ・信者になってみる。

    ◆FREEex

  • 自分の中の浮いては消える考えを、このやり方で改めて書き出してみるのはいいことかも。様々な手帳術があるけど、敷居が低くてやりやすそう。これから試してみる。

  • この本の内容は岡田氏がノート術の講演をしたときの文字起こしです。ユーチューブで「岡田斗司夫 ひとり夜話 ノート術」で検索すると動画を見ることができます。そのうえで岡田氏が書いたノートの一部や必要な部分を簡単に見直したいという人だけ買えばいいと思います。講演以上の内容を期待して買うと肩透かしをくらうことになるでしょう。

  • 内容は悪くないが、あとがきがすべてを台無しにしている。

    著者印税をもらわずに書いた本ということらしいが、つまりはその仕組みの実験に付き合わされただけになってしまっている。

    印税が無料でも、書籍の値段は普通で宣伝広告費に使ったということなら、なおさら読者にはメリットがない。。

    その上、あとがきで自分のビジネスの宣伝をされてしまったら、なんのために本を買ったのかさっぱりわからない。。

    この戦法はうまくいかないだろうし、うまく行ってはいけないだろうー

  • やるか
    やれるか
    ノートが偶然手に入った

    あれだ
    アウトプットをプットプットしていく作業なのではないかなあと思った

    昔、高校卒業に際し、ああ今後どうしようと考えたとき
    アウトプットをプットプットしてって
    すごいしっくり納得できるとこまで持っていったことを思い出した
    要はそういうことかしらと
    あれ大変だったんだよなー
    それで自信満々になったし迷わなかったし怖いもんがなくなった

    わたしとの違いは、わたしは赤線引いて振り返っちゃうんだけど
    こっちは振り返らないらしい
    振り替えずにプットプットしていく
    思い出せなくなるようなのはどうでもいいこと
    あと常に思考は変化していくのです
    今の思想こそ鮮度。あるべき姿。生き物。かな
    なー

  • 個人的には特に参考にするところなし。

  • 読み物として面白かった。
    左ページはイメージ、右ページはロジックに使うという発想は面白い。
    ただ、なかなか実践ができない。。。

  • 早くも今年一番の読了本かも。これまで日記とか、ノート術とか、色々失敗してきた身としては耳が痛い内容もありつつ…まずは第1フェーズから焦らず続けてみようと思う。『7つの習慣』に対するツッコミに個人的にはかなり感銘を受けた。これも、habit No.2でいつも挫折してたもので(−_−)

  • 書くと整理されるのはホント。第3フェーズに挑戦中。書くのは苦じゃないけれどまだまだ自分が繋がらない。

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著者プロフィール

1958年大阪府生まれ。通称、オタキング。1984年にアニメ制作会社ガイナックス創業、社長をつとめた後、東京大学非常勤講師に就任、作家・評論家活動をはじめる。立教大学やマサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任。レコーディング・ダイエットを提唱した『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)が50万部を超えるベストセラーに。その他、多岐にわたる著作の累計売り上げは250万部を超える。現在はYouTuberとして活動し、チャンネル登録者数は90万人を超える。

「2023年 『誰も知らないジブリアニメの世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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