真夏の方程式

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163805801

感想・レビュー・書評

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  • 締め方に賛否あるかもしれないが、私は良いと思った。とても余韻がある。ミステリーだけでなく少年の成長を想える形にしたのは正解だろう。しかし、私はガリレオシリーズを読んだのが予知夢以来なんですが、湯川さんお節介になりましたね…(^-^*)。加賀さんと交遊でも深めたのだろうか?

  • 映画未視聴。
    これから見ようと思う。
    犯人には見事に裏切られましたが、スッキリというよりはこれでいいのかというモヤモヤが残った。
    夏のキレイな情景は想像するだけで懐かしい感じがする。

  • 事件に関わった重要な人物(2人)が次々と独白していくので、「これで終わるのか???」と思っていたら、しっかりと最後に裏切ってくれました。湯川が“どこで”気付いたのか……も説明されないのかと思っていたら、最後はちゃんと腑に落ちました。最近の東野作品は“動機重視”ですね。『容疑者Ⅹ……』は読んだものの、「ガリレオ」シリーズは何となく“食わず嫌い”だったのですが、今後は読んでいこうと思います。

  • 金曜ロードショーで放送されていた

    海がきれい✨

  • 映画を見てなくて読んだ。東野作品らしいと感じた。盛り上がりはイマイチだった。

  • 違和感その1・犯行動機
    殺すほど決定的なものなのか?と思った。
    曖昧な時点で踏み切るのはなんなんだ。
    賭けみたいなものだったのかね。
    そういうの、気持ち悪い。
    違和感その2・結末の少年の心境
    博士の言うこと納得出来たぜみたいな感じになっていたけれど、わたしにはわからなかった…。
    理屈ではわかる、言いたいことは。しかし自己投影してみると あんな爽やかな心境にはなれない。

    只々酷いな、と思う。子供を巻き込むなよ。
    歯車ひとつ狂ったら全部壊れるの典型みたいなもんだとは思うが。
    大人の事情を知って混乱した子供が事件を起こして、それを発端にした別の事件で無関係な子供の手を汚して。
    手を合わせてたとか聞いても厭な気持ちにしかならない……本当に悪いのは誰なのかも、もうわからん。
    でも、情景描写は好きだった。夏のうちに読んで良かった。情景は爽やかだけど、実情はドロドロだね。
    子供嫌いの湯川が子供と絡んでいるのも面白かった。湯川らしさも出ていたし。
    ガリレオ映像化は避けていて 一度も観たことがないけれど、これだけ観てみようかなと少し思った。

  • ガリレオ先生の夏休み(嘘)

    うーん、あんまり面白くなかった…。
    湯川と少年のやりとりは、結構好きだったけど、
    事件自体とか人間ドラマは今一つ。

    登場人物の人数は、もっと減らしても良かったような気がする……。

    あと、どうしても容疑者Xの献身と比較しちゃうなぁ。

  • 残酷…。
    読み終えてまずそう思ってしまった。


    うーん、悶々としてしまう。

    三宅伸子を殺した犯人については、それだけでそんな衝動的になっちゃうものかな、たった一回のあの事だけで?って正直思う。
    塚原を殺した犯人については、そこまでしても守りたかったのか、それとも何かが溢れてしまったのか、プツンときれてしまったのか…。


    考えてたら、何だかぐるぐるしてきて、そもそもこういうことに、勝手に都合のいい答えを持ってきて納得しちゃうことがそもそもいかんのではないかとか思いだしちゃって、やっぱりぐるぐる。


    でも、この人たちの十数年間ってどんなものだったんだろう…。

  • 東野さんの文章は生粋の文学系にある煩わしい回りくどくさがなくて読んでてスッキリする

    今回も安定の読みやすさで「読みにかかった読書時間>実際の時間」でした!

    欲を言うなら、これは映像化をチラ見した自分が悪いんだけど……どうしても「湯川さん=福山雅治さん補正」になるのが残念なのと、

    それから、ガリレオシリーズはあくまで「湯川さんvs草薙さん」構図でありたかった…かな(´・_・`)

  • 面白い、けど容疑者Xが素晴らしすぎるので、比較すると...って感じ。
    映画を先に見たけど、小説に非常に忠実なので、損をした感はない。ペットボトルロケットを飛ばすシーンなんかは映画で映像を見たほうが楽しい。
    最後の畳み掛ける展開で伏線回収、意外な真犯人、真相の裏に隠れていた深い愛情、どれも素晴らしいけど、殺人に至る動機付けがやっぱり納得いかん。気持ちはわかるけど、そんなに簡単に人って殺せちゃう?という画竜点睛感もあって、★4つ。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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