真夏の方程式

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 7940
感想 : 1089
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163805801

感想・レビュー・書評

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  • 昔の事件と今の事件が密接に関連
    何より1人の人生をねじまげかねない状況での湯川の対応がかっこいい

  • 悪くはないが、作品全体に漂うセンチな雰囲気は好きになれない。ガリレオシリーズは、やはり、短編の方がその持ち味である「切れ味」のある怜悧な推理が遺憾なく発揮されてよいと思います。

  • 湯川教授のシリーズ。
    ある港町で起きた事件。
    最初は単純な事故と思われていたのが、さかのぼる事16年前の
    事件にまで繋がっている。
    湯川の冴えた推理と、恭平に対等に接する姿勢が、読んでいて気持ちがいい。

  • 福山君・・・じゃなくて湯川博士、いいこと言います。
    これ、映画になるかな?

  • 物語の展開は容疑者Xに比べればドキドキ感はないけれど、最後に湯川が二人の人物に語りかける内容は心暖まるもので、物語の結末としてはとても満足できるものでした。

  • 偏屈教授が繰り広げる人間味あふれるミステリー。繊細な人間ドラマに満ちていました。人気が高いのに大納得です。物語のこんな締めくくり方は、なかなか気が利いていて好きです。

  • 大学の物理の教授とおじさんの家に遊びに来た子供とのやりとりや
    犯人が誰だかわからないドキドキ感
    もう夢中になって読んじゃいました。
    いろんな登場人物が出てきて、誰が犯人?って思ったけど、
    最後が、びっくり。とても楽しめました。

  • ドラマの影響ってすごいなー…とか思いながら読みました。

    湯川先生は相変わらず理屈っぽいけれど、今回の湯川先生は子供に対する接し方が随分と温かい(と表現していいかは疑問だけど)気がした。
    序盤から中盤あたりの恭平くんとのやり取りは微笑ましい。

    ただ肝心の事件に関してはいつも以上にモヤモヤが残る。
    そもそも殺した理由についてが明確にコレ!と示されていない分すごく曖昧な気がした。
    自分でその部分を想像するにしても「なんだかな〜」という感じ。


    大切な人・大切な物を守るって本当にこんな事でいいの?

    それって守るって事なの?

    なんだか私の中では納得し難い消化不良な感じでした。

  • ガリレオシリーズ最新作。

    こども嫌いな湯川先生にしては珍しいパターンでした。
    内容は「容疑者Xの献身」タイプです。

    湯川の推理によって終盤次々と明らかにされる事実に驚愕させられっぱなしでした。
    そして、自分の身を切ることを厭わない献身の数々に涙を振り絞られます。

    ガリレオシリーズでは2番目に好きな作品になりました。
    勿論一番は「容疑者Xの献身」ですが、この作品は救いがあることの優しさに胸が温かくなります。

    2012年のアガサ・クリスティー賞に東野圭吾氏がノミネートされたとか。
    世界に誇れるすばらしいミステリ作家さんの一人ですね。

  • 東野作品らしく、ヒューマンドラマとミステリーがしっかりと両立されています。湯川准教授の魅力が光る作品です。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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