- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167110109
感想・レビュー・書評
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どこまでが親の務めなんだろうか。
どれだけ子供を愛して愛して溺愛して
子供の進路選択は勿論人生において変わるものの
が無い大切な選択である。
けれども子供の意見があっての選択なのか。
子供の将来を見据えた選択であるのか。
親は確かにこうした方がいい、
あーするべきであると提案したり、解決法を
教えたりする。けれども9割、10割親が決めて
しまってはそれは親の人生の選択ではなく
あくまでも子供の人生の選択だと思う。
ある一節で読んだことがあるが、
親は子供の核となる部分を磨く立場である。
子供自身、単純に親と生きてる年数が違うから
経験に歴然の差がある。
経験や知識や体験談をもとに、
子供に進路というレールを提案するだけである。
今作は受験をテーマにした物語であるが、
異常なほど子供に対する未来を閉ざす行いが
数多く見られた。
このような行為は今の社会なかなかないと思うが、
学んだ事は、
•子供に対する、愛する人に対する愛を忘れず、
その相手に表現をしっかりと伝えること
(主人公と愛人から学んだ)
•進路選択は子供を第1目線として考慮しつつ
選択するもの
久しぶりのドロドロとした。
そひてラストシーンビシッと決まらず、
何かスライムのような核となるものがなく
少し気がかりな終点をら迎えました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東野圭吾らしいスピード感と、しっかりとした推理小説で面白かった。
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好きですが、あまり好きじゃないお話。
ラストがすごく「東野圭吾」って感じがします。 -
一気に読んだ。無駄がなくてよかった
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有名中学のお受験のために、複数の夫婦が子供を連れて湖畔で集中合宿したときに、事件が起きる。ある夫婦の夫の愛人が現れ、やがて死体で発見されるのだ。犯人は誰か・・悲しい現実がそこにはあった。
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受験、学歴がこんなに大事なのか。
親は自己評価のために子供を利用してはいけない、子供自身がどうしたいのか向き合ってほしい。
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現代の日本の社会傾向である学歴社会をテーマにした物語だと思っていたら、結末は驚いた。親と子の在り方について考えさせられた。親の覚悟が見えた。