青が散る (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167348021

感想・レビュー・書評

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  • テニス部に入った遼平の大学生活を描く青春文学。登場人物達の誰もが抱えている鬱屈さが、ただ生きているだけの「人間の駱駝」というガリバーの歌で象徴的に表されている。大学生活というのは、精神的にも年齢的にも中途半端で、また余分な程に自由だったりする。大学生ならではの友人や教授との出会い。そしてテニスに恋。読み応えあり!決してハッピーエンドでは無いが読後感は良い。青春体験をさせてもらった。

  • 人生の一冊。
    すべてがここにある。

  • 学生時代のナンバー1

  • ありふれた学生生活での充実感と、限界を知る空しさを怜悧に見つめる主人公たち。テニスやってたり、世代的にも状況的にも気付いたら自分を重ねて読んでしまいます。10回以上読んだ。

  • 学生のころに読んでとても感動していろんな人に勧めた本。学生時代の、鬱屈してるけど若さでキラキラしているところが共感できたのかなあ。中にでてくる教授がよかったなあ。また読んでみよう。

  • 10年ぶりくらいに読んだけど、やはりよい。
    何年かに一度は読みたい。

  • 宮本輝さんの作品はハズレがなくて好き。これは、母親に勧められて短大の頃読みました。主人公たちの年令とちょうど一緒くらいだったせいもあって、印象に残っています。

  • 切なく、苦しい、喪失と成長の物語。
    涙なしでは読めないシーンがあった。

  • テニス小説の名作と聞いて読んだ。
    大学生がテニス部を立ち上げてから部として
    まとめあげる過程と、主人公の一途な想いに
    引き込まれる。(少々時代を感じますが)
    覇道より王道。良い言葉だな。

  • 自分が若かったころのほろ苦い感じがよみがえってくる。
    遼平の恋は成就しそうもなかったのに、結局成就しそうでしなかった。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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