- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167671013
感想・レビュー・書評
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一番好きなタイプのエッセイかも。。
まだほんのちょっとしか読めていませんが、同時通訳という職業に興味津々。
ものすごく憧れていた人が「同時通訳の人の頭の中ってどうなってるんだろうね」と言っていたのが毎回思い出される、、という意味でも★5つです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いつでも米原さんの本にハズレはないですね。
でもこの本はいろいろなところから集めたのか、
内容の重複や、テーマごとの文章量がまちまちなどで
ちょっと読みづらい気も。
でももちろん読んでよかったです! -
◎読了。語学学習に対する情熱をかきたてられる。詳細なレビューは後日。(2011/11/15)
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田丸公美子さん繋がりでこの著者を知った。そしてこの本は、私の米原万里初体験の書となった。
通訳という仕事。
母国語以外の言語を話すということ。
母国の価値観の外で生きるということ。
etc...
を毒の効いた軽妙な語り口と独自の視点から織りなすエッセイは、ロシア料理のフルコースに似せた構成で非常に楽しく読み終えることができた。
が、しかし、残念ながら内容は、おそらくさまざまな媒体に書き散らしたであろうエッセイの集合体でしかなく、「寄せ集め」感満載。視点も話もあちこちに飛びまくり読みにくいことこの上なし。
せめて全編を通して一貫したテーマでもあればよかったのだが。
そこが非常に残念。 -
米原万里のエッセイ。ロシア語通訳としての面白い小話や、東欧文化に関する話題、言語学テイストな話まで多種多様な一冊。
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昔から読もうと思って先送りにしていた故・米原万里さんのエッセイ。タイトルと表紙のインパクトで、本屋に行くとついつい目に入って呼ばれるような気がしていました。電子書籍になったのでさっそくダウンロード!
ロシア語同時通訳者として修羅場をくぐってきた「言葉使い」だからこそ書ける、話し言葉にまつわるエピソードと、深い教養に裏付けられた小ネタの数々。それが下ネタと駄洒落に彩られているのだからたまりません。
もっと米原さんの本を読もう!
http://booklive.jp/product/index/title_id/130858/vol_no/001 -
米原さんの本はどれも面白い。これは題名から面白いし。シモネッタ・ドッジさんとは同郷だということが分かって、ちょっと興奮!
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軽快に欧州にまつわる(特に東欧)ガゼネタと下ねたを楽しみましょう。
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同時通訳の現場の話はもちろんだけど、言葉や文化、民族性についても感心するところがいっぱいのエッセイ。
なんとなく、自分の仕事って、通訳とか翻訳にちょっとだけ似ているところがあるなあと思うことがある。他人(あるいは学校や企業)の思いや訴えたいことを聞き取って、的を外さないように、かつ、読者にわかりやすく興味をもってもらうように原稿に起こすというところが。この本を読みながら、やはりそれについてちらちらと思い返したのだった。
日本人の英語狂騒熱への冷静な意見が一番痛快。英語(圏)経由で世界のニュースなどを接するゆえに、視野が狭くなる危機感も実感した。しかしサミットで、日本語は英語を介してフランス語やロシア語などの他国語に通訳されているなんて、初めて知ったよ。そんなことでいいのか、日本!? あと、同時通訳者がダジャレ好きなのも大いにウケました。