氷平線 (文春文庫 さ 56-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167836016

感想・レビュー・書評

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  • 歯医者さんの話がよかった

  • 140817

  • 北海道の地方の荒んだ情景がたまらない。著者は子持ちの主婦というのもたまらない。

  • 大村さん

  • きわめて写実的な描写が、逆境に根強く生きる強さを際だたせる、北海道の群像。

  • 北海道を舞台に、行き場のない男や女の、行き場のない愛と性を描いた短篇集。年齢的に登場人物にかぶるところもあるので、目を背けたくても背けられないような。

  • 人物たちが仕事に励む描写や、北国のうら寂しい情景がよく描かれており
    北海道のどこかにこんな人たちが、と思わされます。
    希望を残しつつ、ハッピーエンドとはいえない話が多いのも北国だから?
    表題作は友絵の報われない悲恋をオホーツクの厳しい寒さが、際立たせています。

  • タイトルの美しさに惹かれて購入。
    思っていた以上に心を揺さぶられる小説でした。

    独特の温度感は舞台と作者の出身が北海道であることに起因しているのか。
    丁寧に描かれる登場人物の住む場所と職業のこと。

    田舎特有の閉塞感や外への渇望など。
    生きづらさを抱えたそれぞれの登場人物の一つの答え。

    決してすべてハッピーエンドにはならないかもしれないけど。
    一つの答えを示すことで前に進めるような気がする。

  • ん、これは官能小説なのか。ぬらりぬらりと欲望がたぎるが、なかなかいいよ。

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著者プロフィール

一九六五年釧路市生まれ。
裁判所職員を経て、二〇〇二年『雪虫』で第82回オール読物新人賞受賞。
著書に『風葬』(文藝春秋)、『氷平原』(文藝春秋)、『凍原』(小学館)、『恋肌』(角川書店)がある。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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