- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199801198
作品紹介・あらすじ
町田りつ子と野々山修一は交際10年、同棲生活8年目。
恋人以上、夫婦未満の三十路直前カップル。
そんなふたりに起こるちょっとした日常を
男女両方の視点から描いた恋愛ザッピングストーリー。
感想・レビュー・書評
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いやぁ〜面白い!
恋人以上、夫婦未満の同棲カップルの
日常に起きる様々な問題を
男女両方の視点から描いたことによって、
男女の立場の違いや
思考回路の違いを
如実にあらわにして 、
マンネリ気味な恋愛に悩むカップルには
いろいろと参考になる作品だと思います(笑)
交際10年、同棲して8年になる
三十路直前カップルの
町田りつ子(リツコ)と
野々山修一(のんちゃん)。
女は明確なプロポーズを待ち続け、
男はプロポーズは済ましたと思い続け、
男は彼女の作る朝ご飯に憧れるも
強要はしたくないので言えなかったり、
彼女に操を立て
合コンの誘いを断る男と
止めてくれない男に
意地で合コンへ繰り出す女、
他にも同棲を心配する親との確執、
男の10年と女の10年の違い、
マンネリの誕生日プレゼント脱却作戦、
セックスレスの問題、
料理観の違いなどなど、
ほっこりほのぼのしたストーリーの中に
男と女って
こんなに考えてることが違うんやって
改めてハッと気付かされることが多々あるし、
なんやかんや言いつつも
根っこではお互いを想い合う二人に
読みながら
自然とニヤけてしまいます(*^o^*)
自分も付き合うと
必ず同棲していた経験上、
あの時こうすれば良かったのか〜と
読んでて反省しきり(^_^;)
しかし、どんなに長い付き合いであっても
思いを言葉にして
相手に伝えることを放棄したら、
そこから
すれ違っていくんですよね。
恋愛は
好きっていうエゴを共有してる二人にしか有効でない
一種の魔法なんじゃないかな。
恋心が覚めれば
魔法は効かなくなる…
恋は元々
儚くて脆いものだから
確固とした愛へと昇華できるよう
リツコとのんちゃんのカップルを手本に(笑)
丁寧に慎重に大事に育んでいけたらなって
今は思います。
男の思考回路が
知りたい女性たち、
女心に翻弄され続ける男たち、
必読の漫画です(笑)
現在2巻まで出てます♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恋人10年同棲8年夫婦未満のカップルのお話。男性女性の視点が入れ替わり、一つの事に対して両方の視点のお話が描かれていて面白い。お互いに、気づかなかったり、相手のいう些細な言葉で、傷つけてることはあるんだなと再認識してしまう。勉強になります。のんちゃんとりっちゃんのカップルがとてもかわいくて羨ましい。次巻も気になります。
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「両方の視点のお話が」
丁寧な作風なのかな?
日暮キノコ 。最近知りました、先ずは短編集を読もうと思っています。「両方の視点のお話が」
丁寧な作風なのかな?
日暮キノコ 。最近知りました、先ずは短編集を読もうと思っています。2014/02/28
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同棲生活を8年続けているのんちゃんとリツコ、
2人の心情をそれぞれの視点から描いたほのぼのコミック。
キラキラした気持ちで読み終えた後、
急に襲ってきた睡魔に逆らわずにゴロ寝。
でも、
眠ろうとした瞬間、のんとリツコのやりとりがいろいろ蘇ってきて、なぜかつーーっと涙。
何年一緒に暮らしても、相方さんの事がいつまでも大好きな人にはたまらん漫画ですな。 -
10年経ってもこんな風で居られるかなぁとすこし考えたりもしつつ…笑
かわいくて、穏やかで、たまににやーってしちゃう。
長く、穏やかにお互いを思い合える関係っていいな。
わりと生活感がしっかりあるから、いやにおしゃれ過ぎなくていい。
こういう同棲もしてみたかったなぁと思いつつ…。
これを薦めてきたのは夫だったので、これを読んだ私たちのこれからの生活にすこし期待。。。 -
同棲あるある、でありながら、男女どちらの目線もあるのが面白い。
女性目線では「あぁ、こんなんするよね、考えるよね」と共感し、男性目線では「こんなふうにとらえるんだ」と目からうろこ。
今度彼にもすすめようと思います。 -
町田りつ子と野々山修一は交際10年、同棲生活8年目を迎える恋人以上、夫婦未満の三十路直前カップル。男性側・女性側の視点を1話づつ交互に描く恋愛コミック。
トキメキを感じる時期はとうに過ぎた。お互いの良い面も困った面も分かっている。すれ違う時はもちろんあるけれど、2人のやり方で乗り越えていく。大きな展開があるわけではないですが、男性・女性の視点がそれぞれ伏線となり、収まるところに収まります。
彼女視点で読むと「よし、傍にいる相手を大切にしよう」と再確認でき、友達視点で読むと「なんだかんだこの2人はお互い信頼しきっているし想い合っているし、やれやれごちそうさま」と思えます。
ほっこりしたい時に。 -
町田りつ子と野々山修一。交際10年、同棲8年。恋人以上で夫婦未満なカップルの、同じ出来事を二人の視点から描いたザッピングストーリー。
8年も一緒に住んでいても、別人は別人だ。それは結婚した夫婦でも言えるかもしれない。何でも通じているわけじゃなく、思い違いもあれば、伝わらないことだってある。
この漫画は、同じ出来事を二人の視点から描くことで、お互いの気持ちや考えていることをあらわにしたものだ。
肝心なのは、男女にありがちな些細なすれ違いの原因が一目瞭然なこと……ではなく、そこから二人がどうやってリカバリしているかだ。狙って仲直りしているときもあれば、ふとした拍子にお互いの気持ちが一致するときもある。この気持ちが一致する瞬間が、読者にとってついニヤニヤしてしまう、この本の一番美味しいところだ。
二人の話もよかったが、最後に出てきた、修一の元カノである生田さんの話がとてもグッときた。相手のことを見るのは必須だが、マイペースさも失っちゃいけないと勉強になった。生田さん、どうか幸せになって……! -
お付き合い歴10年。
とあるカップルの「今」を、両方の視点からじっくりと描いています。
こんなに共感できる漫画、今までにあったかな?
こんなに応援したくなるカップル、今までいたかな?
そのくらい面白かったです。
男も女も、大人も子どもも、みんな完璧じゃなくて
でもだからこそ、愛しくて。
よかれと思ったことが裏目にでたり、空回りしたり
そういうことって毎日数え切れないほど起こってるんですよね。
しかも、よっぽど敏感な人でない限り、そのすれ違いが起こったことすら気付かない。
でも、それでも一緒にいて、同じ家に帰る。
一緒にごはんを食べて、美味しいねって笑あえる。
「あぁ、素敵だな。人と人の繋がりって、いいな」
そう思わせてくれる一冊でした。
2巻もでたそうなので
今週末にでも買いに行こうかな。 -
誰かと長く一緒に暮らしていくということは、もうそれだけで奇跡なのだと私は長らく思っていていて、それが村上春樹の言うところの“完璧な女の子”であり、白石一文の言うところの“ベストな相手”なのだと思う。
だからこれは、45ページの奇跡の物語だと思うのです。
正直、これで書ききったんじゃないかと思うので、この後どうなるのかは気になってる。 -
8年の同棲を経てなお結婚しない男女のそれぞれの視点で描かれる作品。
一度で二度おいしい。
なんだかんだでリツコにベタ惚れののんちゃんが可愛くて、いいなぁ。
劇的なことは起こらないけれど、ゆるゆるほっこりな、どれもいいエピソード。なかでも、実家に帰る話と誕生日プレゼントの話が特によかったなぁ。