BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店 (2017年1月6日発売)
4.03
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本棚登録 : 2057
感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253227544

感想・レビュー・書評

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  • 「肉食獣と草食獣」=「捕食者と被食者」の関係の中、どう共存していくのかが、なぜか学園漫画として描かれてる。設定的にかなり無理があるはずなのに、違和感が全然ないのがすごい。いろいろ丁寧で違和感を抱きそうな部分をさらりと描写したり説明したりしてくれる。

    ハイイロオオカミという上位捕食者のはずなのに誰かを傷つけてしまうことに思い悩むレゴシが主人公筆頭に、それぞれの背景が垣間見れて全キャラがリアルに感じる。見た目はちゃんと動物なのに。

    テーマはいろいろあるのだろうけど、圧倒的な力の差があるなかでどう配慮してバランスをとっていくのか、人間世界の中でもさまざまなマイノリティの人との関係性を示唆してるように感じた。

    お父さんの板垣恵介先生の力の強さをひたすら極めていく刃牙の物語とは真逆をいく、というか、巴留先生は本当の強さとは何なのかを考えさせられる感じ。一体どんな家族なのかすごく気になる…。

  • 肉食獣なのに、草食動物も同じ世界にいて、でも肉食が禁じられている世界。これって文化の規範性でなんとか暴力を抑え込んでいる人間社会のことだよね。

    その上で個々のキャラクターが繊細で感情が溢れる。

  • イヌ科部屋の壁紙になりたい

  • 擬人化された肉食獣と草食獣に託された人間の感情の陰湿な部分が交錯する群像劇。

  • 擬人化された動物たちの学園生活をつづる第一巻。

    草食動物と肉食動物が共に暮らす学園で、演劇部のテムが何者かに食い殺された。疑心暗鬼に陥る学内。同じく演劇部に属するハイイロオオカミの主人公レゴシは、新歓公演に向けた日々の中で起こった事件で自分自身の野生に気付いてしまい。。。

    草食・肉食の葛藤をメインに、様々な人間(動物)模様が繰り広げられる。作画はリアル系で多少癖はあるか。

  • 作り込まれた設定だけで序盤は読む手が止まらなかった。セリフひとつひとつとっても動物の世界であることが矛盾なく進む感じ、かなりすごい!
    ディズニー映画のズートピアを思わせる世界観だけで引き込まれます。
    差別、偏見は人間社会にも通じるものがあっていろいろ考えさせられる漫画。

    ただヒロインが最後までどうしても好きになれなかったのと、終盤で物語が短調になってバトルバトルになる感じが勿体無い。。もう少し短く完結してもよかったのかなーと個人的には思います。

  • サグワンさんとレゴシの関係性が大好キ

  • 肉食獣と草食獣
    男性と女性
    種族の違いと
    性別の違いと
    よくある物語では気にならないところが
    すごく気になる。
    個人の性格を飛び越えたところにある
    文明文化を作り上げる前からあった
    本能というものを
    どう飛び越えていくのか。
    もう一度のボーイミーツガール
    どうなっていくのだろう
    とても良いところで1巻が終わりました。

  • レゴシは、不器用だけどいい奴。テムを殺したのは誰なんだろう。ルイ先輩は、イヤな性格の部分はあるけど、共存を望む情熱は本物。そこはかっこいい。

  • 弱肉強食


    人間以外の動物たちが人間の如く生活をしている漫画

    種族としてのポテンシャルはそのままに知能がある設定なので、
    草食と肉食との問題が
    この世界におけるテーマになっている

    その設定をうまく活かしてキャラクターたちが動き
    読んでいて引き込まれる

    人間が全くいないのが良い

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著者プロフィール

2016年デビュー。週刊少年チャンピオンで読み切り連作「BEAST COMPLEX」を掲載後、「BEASTARS」連載開始。

「2019年 『BEASTARS 1~10巻BOXセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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