マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった
- 武田ランダムハウスジャパン (2007年9月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270002483
感想・レビュー・書評
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自己変革系の成功物語に感じられる、なんともいえない薄さが残る。確かに報酬に目的をおかずに 実績をあげていることはわかるのだけれど、その「薄さ」の印象が残ってしまうのは・・・単なる編集の問題なのか。
翻訳者後書きによるroomtoreadの方針
①活動成果、出費を詳細な数字で報告
②人件費など運営コストを抑え、実際の活動に最大限の投資
③受益する社会も資金、労働を提供。住民がプロジェクトの主役となる
④地元の優秀なスタッフを集め、地元の文化に合わせたプロジェクト詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第1部 ネパールとの出会い~マイクロソフトとの別れ
第2部 ゼロからの出発
第3部 新しいステージへ -
マイクロソフトのエグゼクティブは、ある日、何かに目覚めて世界の貧しい地域に図書館や学校を作るプロジェクトを立ち上げ、ものすごい勢いで働き、呼びかけ、そして…という話。ダイヤモンド社からも同じ本が出ている。
著者であり、件のエグゼクティブであるジョン・ウッドのパワーに圧倒される。みんながそうなれ、というわけではないけど、一歩踏み出すことは恐るな、とも呼びかける。
素晴らしいプロジェクトには違いないと思う。ただ、あまりにスケールが大きくて(これは彼がMSで学んだことでもある)受け止めきれない感じです…。いやはや。
自己啓発臭がするけど、きっと本質はそこじゃない。 -
ルームトゥリード2013-5-24
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国際協力への関心を持ちながらも、就職活動をし、大手企業の内定を手にした今の自分には、心揺さぶられる一冊でした。大手企業で定年まで働きぬくことが本当に自分にとって、真の幸福なのか、と。
作者・ジョンのMicrosoftでのエグゼクティブとしてのライフステージは、のちに起業する『ルーム・トゥ・リード』を数多くあるNPO団体と差別化し、大きな成功に導いた必要条件であったと思う。
『本を寄贈する』『図書館を作る』『女子学生の奨学制度を確立する』という支援の形は、社会を再建するのに即効性はないけれど、根本的な原因を取り除く、非常に効果的で理にかなった策だと感じました。
そして、何より彼の起業を支える家族、友人、元同僚たちの情熱。いざ、とゆうときに本気で力を貸してくれる仲間をどれだけ作れるか、ということも人生のサクセスには必須だと感じた。
人生のその瞬間瞬間でやりたいことを全力でやりきり、全うすることでその次のワークが作り出される、次のステージに進むきっかけをつくる、そして人生を豊かにしていく。
自分の人生をどのようにして、どのような形で豊かにしていくのか、人それぞれ。
私はキャリアウーマンとして成し遂げたいことを着実にこなしていこう。そのあいだ、国際協力への夢はこれっぽっちも諦める必要はない、燃やし続けよう。前向きに一歩踏み出せる一冊です。 -
世界的なNPOを立ち上げた男の半世紀。マイクロソフト時代の話も織り込まれていて、ドラマチック。本人の行動力もさることながら、周囲がそれに呼応するさまが興味深かった。ところでビル・ゲイツも今は大物慈善家になっているので、二人の対談を聞いてみたいと思った。
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久しぶりにいい本に出会えました。社会起業家ってなに?という疑問から、この本を読み始めましたが、とても熱い思いが全編を通して伝わってくる本です。にほんにも「寄付」という文化が根付いて欲しいと思いました。
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•「最適化」した人生をもう送りたくは無かった。
•大きく考える事が肝心だ
•忠誠心は双方向
等グッと来る言葉も数多く。心揺さぶられる本。 -
バイブル。
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私も何かしよう