マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった
- 武田ランダムハウスジャパン (2007年9月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270002483
感想・レビュー・書評
-
できない理由を挙げるのではなく,何が何でもやる。そういうことが具体例を交えて書かれている。
この人には今まで築き上げてきた実績,コネがあったからできたことが多い。類は友を呼ぶってことなんだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「教育を必要としている子供たちが未来の選択肢を広げられるよう、支援する」
アメリカ人特有のヒロイズムか、と一蹴するのは簡単だが、「それはできないという人は、それをしている人を批判すべきではない」。
「社会起業家」を巡るセレンディピティ、ビジネスモデル、行動力。
学校を建てることも、スタッフに熱意のある優秀な人を囲うこともお金が必要。すなわち世界や未来への「投資」であることを知る。
世界のためになる、情熱を持って打ち込めることを探したくなりました。
★★★★でもよかったけど、後半ダレるので。 -
マイクソフトの経営幹部まで登り詰めた著者が会社を辞めてルーム・トゥ・リードというNGOを立ち上げる。教育を通じて発展途上国の子供達に希望や未来を与える。ええ本です。
世界には7億人の読み書きのできない人たちがいて、学校に通えない子供達は1億人にのぼる。 -
マイクロソフトの重役という地位を捨てて、途上国に図書館・学校を作る運動を始めた人(room to readの設立者)の本。
「どこの国に生まれるかという「人生の宝くじ」によって幼い子供が勝ち組と負け組に分けられてしまう。」とか価値観が同じすぎて激しく共感した。 -
Microsoftから社会起業家になったジョン、ウッド氏の軌跡。
「来月はビルゲイツが来るんだろう?それが現実だ。」
そうだ、そうだよ忘れていた。それが現実だ。
だからといって僕の熱意は冷めなかった。これは大切な仕事だ。人生を肯定するエネルギーになる。
どこの国に生まれたかで、その時点で子供達が勝ち組と負け組に分けられてしまう。
僕達の一番基本的な義務は、この地球上で自分達より「持っていない」人々を助けること。幸運にも、いい暮らしが出来ているなら、自分が恵まれていることを知らなければならない。そして、助けを必要としている人達に手を差し伸べること。 -
【87】
2012.2.15読了 -
Microsoft社での経営幹部の職を捨て貧困国への教育支援の社会起業家の道を選んだジュンウッド氏の物語。
-
社会的な活動、
とても乱暴にいってしまうと、
ボランティア活動は
自身が激しく揺さぶられる感動的衝撃があって、
コトが起こる。
正しいという考えや必要だという理論では起こらない。
そして、
センセーショナルなタイトルですが、
マイクロソフト、つまり経営技術があって継続する。
それらは、
個人の利己欲を満たす製品やサービスよりも
感激するほどの心の揺らぎと
未知へのリスクに飛び込める決断と戦略的経営設計と同時の行動の
両方が無ければならないと感じます。
著者 ジョンの言葉に、
「世界を変える手助けをするために
自分の人生を少し変えてみようと思っているなら、
考えることに時間をかけすぎず、飛び込んでみること」
とありますが、
まさに、これができるなら
私たちの周りに在る営利企業はすごいことになりそうです。
なぜそれほどに社会企業が多くないのか?
それは、その企業活動や経営が簡単ではないからなんだと気づく。 -
・数字で結果を出す、それをドナーに見せる
・ネガティブなイメージで同情させて寄付させない。子どもが飢えていたり泣いていたりするイメージを使って金を集めることは子どもを侮辱している。そうではなくて笑顔、一生懸命勉強している姿を示してドナーにそれに貢献できるなんて素晴らしいと思ってもらえるようにする。
このへんの彼のポリシーにとても共感した。