最後のトリック (河出文庫 ふ 10-1)

著者 :
  • 河出書房新社
2.68
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本棚登録 : 3924
感想 : 434
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309413181

感想・レビュー・書評

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  • ビブリオバトルの動画から興味を持って購入。
    仕掛けのアイデア自体はなるほどな~と感心こそしたけれど、晴れ晴れとした気持ちで「ああ、自分が犯人だ…!!」という思いになれなかったのも事実。とはいえ、感想書こうと思ってブクログ開いたら想像以上に評価が低くて笑ってしまった。この手の作品は帯や売り文句でハードル上げるの良くないよ、という気持ちと、とはいえそのくらい煽らないと売り上げ伸びないよね…という気持ちで悶々としてしまう。
    個人的には作中でパキッと切り替わってる文体の匙加減に感服しちゃったので☆3.5からの四捨五入です。

  • 100冊ビブリオバトル@オンライン延長戦で紹介された本です。オンライン開催。
    2020.08.22〜23

  • 初めて自分が犯人になった…のかな?
    斬新ではある。よくぞ成立させてまとめあげた。
    でもね…。

  • ちょっと、自分には斬新過ぎたかも…

  • 気付いたら犯人にされてしまった。 完全に「読者を犯人」にするために書かれた小説である。 一連の超能力の件も今作のトリックが分かれば狙いが分かってくる。 中々に面白い試みではありますが最終的にはどうしてもSFチックになってしまうのが残念。

  • 読者が犯人なんて想像もつかないしどういう展開になるんだろうと読み始めからずっと気になってて、複線らしきものも見当たらないしな〜〜と、気づけばラスト50ページほど。
    読み終えての感想は、なるほどね〜わたし人殺しになったか、、、笑 流石です。と思いました。

  • オリエンテーションではないのですが、2学期の1年生の国語の授業でビブリオバトルをした際に話題になりました。全国高校生ビブリオバトルの決勝戦の動画を見たクラスから「この本読みたい」「図書室にないのー?」と声が上がり、急いで購入。この授業を通して図書室の使い方を知る&興味をもつ&利用する生徒が若干増えたので、よいきっかけになったかなと思います。

    [NDC] 913.6
    [情報入手先]
    [テーマ] 図書館オリエンテーションで使えた・好評だった本

  • なるほどなそうきたかって感じ。
    最後は期待値が高すぎてちょっとうーーーんって思ってしまった。
    でもうまく伏線回収してあって続きがどんどん読みたくなる

  • これを最後のトリックとは言い過ぎだとは思うけれどナイスチャレンジだとは思う
    引き込まれて読んだのは事実

  • 「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックは一体どんなものなのか…自分なりに考察しながら読み進めた.

    なるほどそうきたか
    自分では考えもつかなかった結末でした.
    賛否両論あると思うけど、切り口がとても面白い

    香坂誠一の覚書にある繊細な文章が印象に残っている.
    有馬に香坂からの手紙は見せるのに覚書を見せなかったのは、かつての親友誠一の繊細な文章を触れさせたくなかったからなのかなあ

    有馬も実は繊細な部分があって
    「…文章を貶されることには、俺はきっと一生慣れることができない。そこである日ふと気がついたのさ。これは万が一物書きなんかになってしまったら、とても長生きできそうもないとね───」
    のセリフも伏線となっているのかもしれない

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著者プロフィール

1963年、山形県生まれ。2007年に『ウルチモ・トルッコ』で第36回メフィスト賞を受賞してデビュー。2011年に短篇「人間の尊厳と八〇〇メートル」で、第64回日本推理作家協会賞を受賞。2014年、『最後のトリック』(『ウルチモ・トルッコ』を改題)がベストセラーとなる。2015年刊『ミステリー・アリーナ』で同年の「本格ミステリ・ベスト10」第1位、「このミステリーがすごい!」6位、「週刊文春ミステリーベスト10」4位となる。

「2021年 『虚像のアラベスク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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