巨匠とマルガリータ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-5)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (607ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309709451

感想・レビュー・書評

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  • 2010/12/16購入

  • モスクワに出現した悪魔の一味が引き起こす不可解な事件の数々。
    ミステリー?オカルト?SF?ファンタジー?
    これは一体何なのか、読み始めると????となりますがとにかく話が面白くて引き込まれます。
    20世紀最大のロシア文学と評されるだけのことはあります。
    今年読んだ中で一番の傑作だと思います。

    人が人を支配できるという思想から世界初の社会主義国家「ソ連」が生まれます。
    しかし誕生後10年もするとソ連に暮らす知識人たちは社会の矛盾に気づき始め、後に崩壊することを予言します。
    著者もその一人でありこの作品のテーマにもなっています。
    人を支配できるものは何なのか?
    神か?人か?法か?理性か?お金か?物質か?
    社会のあり方を問う作品でもあります。

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    [ 参考となる書評 ]

  • ロシアの小説は、なんだか劇を見ているような気持ちになる。ドストエフスキーとか。翻訳のせいかな。

    そういうのはあんまり好きじゃないので、何度か読むのをやめようかと思ったけれども、最後までよんでしまった。

    ぶあつい本だけど、かなりのスピードで読破。

    巨匠がでてくるのが1/3くらい読んだあとかな。それまでは何が巨匠でなにがマルガリータやらと思っていたのだけど、いよいよ巨匠が登場して・・

    愛の物語なのかな

    そうではあるけど、それよりもお祭り騒ぎなお話だな

    しかし、悪魔も聖人もみんないいやつってのはおもしろい。悪人がいないというか、悪人は小物ばかりで脅威にならない。

    やはり楽天的な小説だなあ

    悪魔のひとりというか一匹というか 言葉を話す巨大な黒猫 ベゲモート

  • 面白かった!!でももう一度読むことにします。じゃないと大事なこと読み落としてそうな気がするので。ヴォランドが」かっこよすぎる。

  •  圧倒的なスピードと強度、そしてイカレ具合。文学史上もっとも愛すべきキャラクターである猫のベゲモートと一緒に、気に入らないやつは全員精神病院送りってことで。

  • (0901XX)

  • 悪魔達がすごくいいんだ。

  • ちょっと長いですが、おかしな事件が次々に起きて面白いです。



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