クロスファイア(上) (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334733704

感想・レビュー・書評

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  • なかなか最初は淳子を理解できなくてあまり読み進めることができなくて読んでいて苦しかった。

  • 筒井康隆の七瀬を思い出した。こういうのはけっこう好き。

  • 念力放火能力者を題材にした作品。映画化もされてた気がする。
    超能力というSFな題材なのにSFさを感じないというか、要素をうまく馴染ませている感じがした。
    超能力というより、技術に近い描写だからなのかもしれない。
    ただ、ガーディアンって名称はSFチックすぎて馴染めてない気がする。
    現実に超能力者がいたらこうなるだろうなって作品。
    上巻の引きも中々いい。

  • きたきたっ数年振りに読んだけど、やっぱわくわくするわっ

  • パイロキネシス、子供の頃は超能力に憧れたりもしましたが、実際にそんな力が備わっていると色々な苦悩があるのかもしれませんね。

  • 念力放火能力という超能力を使える主人公。
    この主人公のしていることが正義なのか悪なのか解らないと思いました。生まれながらに持ってしまった能力を背負うことは良い方面もあるけどリスクも大きくてその能力と向き合っていく彼女は凄い強い人間だなと思います。
    彼女の気持ちを思うと切ないです。何とか幸せになって欲しいと思いました。なんともやりきれない最悪の形の結末でしたが、しみじみとした読後感でした。

  • 鳩笛草からシフトして読みました。

    普通の人が普通じゃない能力を持って生まれてきて、それをどう使うかという鳩笛草と違って、特殊な能力をどう使っていくか。
    どんなものでも火をつけ、高温の炎で燃やしてしまえる。
    女子高生連続殺害事件や悪事を働いても裁かれない少年達。
    それらの犯罪者を能力を持った「淳子」が「制裁」裁いていく。
    主人公なりの正義と警察側からの調査。
    あくまで現代の普通の姿を描きつつ、世間ではあまり認められてはいない「超能力」を現実世界に映し出した小説。

    なんの道具も使わずに火をつけるという想像を超えた能力の人物が描かれているにも関わらず、すごく自然な現代の話として読めるのが宮部さんの超能力系の小説のいいところだと思う。ファンタジーになりすぎない重さが好きです。

  • 炎を操ることができる女がたまたま目撃した事件の犯人に復讐をしにいく作品。最後に待っているものは?愛するものは?手に汗握る作品。

  • RPGに出てきた石津掲示が活躍する一冊ということで読み始めました。
    おばさん刑事、しかも放火班というところが目新しい。

    淳子はちょっと短絡的というか幼すぎるかな。
    まぁそれも狙いなのかもしれないので、下巻を楽しみにします♪

  •  裏の正義を遂行する超能力ヒロインを軸に話が進む。最後のどんでん返しが小気味よいが、それがなければB級アニメか少年週刊誌に近い。

     少し酷評にすぎる気もするが、それだけほかの作品にインパクトがあったということか。

    次を楽しみにしようっと

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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