ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334738853

感想・レビュー・書評

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  • まさか…そういう風にくるとは。
    東野作品だけに普通に終わらないと思ってましたが…
    題名通りゲームをしている様でした。

  • 佐久間が手掛けてきたプロジェクトが葛城によって潰されたところに、葛城の娘が家出し佐久間が声をかけたことで狂言誘拐の作戦が考えられた。ゲームに自信のある佐久間と葛城が、狂言誘拐というゲームを通じて闘い、どちらが勝つのかが見ものだった。前半では佐久間の秀逸な作戦によって、見事狂言誘拐が成功したものだと思ったのだが、娘が未だ誘拐されたことになっている場面から不穏な空気を感じた。そこから真相はどうなっているのか混乱し始めたが、もう1人の娘が誘拐の末死体で見つかったことから、狂言誘拐を利用して佐久間が犯人に仕立て上げられているのかと疑った。その後は佐久間と千春によって真相が明らかとなるが、葛城のゲームの先を読む能力の高さにも舌を巻いた。ただラストで明かされる佐久間の切り札である写真は用意周到すぎて唸らざるをえなかった。

  • 「東野圭吾」の『ゲームの名は誘拐』を読みました。
    昨年末に観た、映画『g@me』の原作です。

    -----story-------------
    敏腕広告プランナー「佐久間」は、クライアントの重役「葛城」にプロジェクトを潰された。
    葛城邸に出向いた彼は、家出してきた「葛城」の娘「樹理」と出会う。
    "ゲームの達人"を自称する「葛城」に、二人はプライドをかけた勝負を挑む。
    娘を人質にした狂言誘拐。
    携帯電話、インターネットを駆使し、身代金三億円の奪取を狙う。
    犯人側の視点のみで描く、鮮烈なノンストップ・ミステリー!
    -----------------------

    ゲーム感覚での狂言誘拐。

    誘拐で最も困難な身代金の受け取り、、、
    手の込んだ鮮やかな手口で、無事に受取るシーンは、映画でも観ていましたが、本当に見事ですね。

    でも、単純に終わらないところが「東野圭吾」作品の面白いところ。

    狂言誘拐→身代金受け取りで、充分愉しませてもらっているのに、、、
    返したはずの「樹理」が行方不明となるところから、さらに愉しめる展開になっていましたね。

    まっ、映画で観ていたので、大まかな展開はわかってはいたのですが、それでも愉しく読めました。

    映画と小説では、エンディングが、ちょっと違うんですよねぇ。

    「東野圭吾」の意図とは違うのかもしれませんが、、、
    個人的には、人間味のある映画のエンディングの方が好みですね。

  • ラストのどんでん返し良かったです。悪人?同士の敬意とか秘密の共有とか牽制とか終始ワクワクしながら読めました。

  • 樹理(千春)は高校生だったんだ…!ストーリー展開がテンポ良く、面白く一気読みしました。流石は東野圭吾さん、緻密な計画で素晴らしいですが、すんなりハッピーエンドでは終わらないですね!

  • ドタバタおもしろ誘拐話が終わったところで
    まだ半分弱ほど未読の状態、こっからが東野圭吾ワールド本領発揮って感じ。
    すでに映画g@meは観てて、全然覚えてなかっだけどめっちゃ面白かった、ということは感覚で記憶にあって
    たまたまレビューに原作東野圭吾となってたもんだから
    そりゃ読むだろって!
    藤木直人の後書きも良かった
    また映画も観たくなっちゃった
    やっぱり東野圭吾作品はイイ!

  • スピード感あるし登場人物少なくて読みやすい。
    めっちゃ面白いです。

  • 最後まで展開よめずに楽しめました
    主人公は結果的にボロ負けだったね

  • 面白かった!
    誘拐のくだりは少し退屈だったけど、
    最後の展開がそうなるのか!と納得

  • 奥が深かった。
    まさか、まさかの展開で最後は一気に読めた。
    家族がグルになって殺人を隠したり、誘拐されるのを楽しんだり…。
    もし本当にこんなことがあったら恐いな。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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